フェラーリF355の運転席及びドアトリムのレザー修理事例をご紹介します。
とても大切にお乗りになられているようで、インテリアの状態もとても綺麗なフェラーリF355です。
レザーシートとドアトリムに付いてしまった傷をオーナー様ご自身でタッチアップしたようですが、やはりきちんと補修したいとのご要望でレザーの修理を依頼されました。
先ずは修理する各部をクリーニングして汚れや油分を落とします。
深い傷には着色したレザー用のパテを付けて、傷を埋めます
するとカラースキャンシステムのアプリを使って、数種類のデータがスマホの画面に表示されます。
塗装の職人は配合データを見ればどのデータが一番近い色か判断できますので、そのデータを元により色を微調整して調色の精度を高めます。
室内の他の部位に塗料ミストが付着しないようにしっかりとマスキングを施します。
レザーシートの赤いステッチも黒い塗料が付かないようにマスキングを行います。
調色した黒のベースコートを塗装し、次に艶消しのクリア塗装を行います。
塗料は有機溶剤を一切含んでいない水性塗料を使用していますので、車の室内が溶剤で臭うというようなこともございません。
ご覧の通りフェラーリF355のレザーシートとドアトリムの傷はすっかり綺麗に直りました。修理費用は消費税込み66,000円となりました。
この度はインターパシフィックにフェラーリ F355のレザーシートとドアトリムのリペアをご依頼下さり誠にありがとうございました。