Fenix Scratch Guardは従来型の「貼る」プロテクションフィルムではなく、
「スプレー塗装して仕上げる」新世代のプロテクションフィルムです。
インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の鈑金塗装を数多く手がけ、
塗装したことがわからないような完璧な仕上げに徹底してこだわり、
「自分の車が元通りにきれいに直るだろうか」というお客様の不安を
安心と喜びに変えることに努めて参りました。
高度な塗装技術を有した当社の塗装の匠が作業することで、
オリジナル塗装の質感を損ねない最高レベルのプロテクションフィルム
の施工をお約束致します。
スプレーで塗装するペイント・プロテクションフィルム「Fenix Scratch Guard」
Fenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は
スプレーで塗装するペイント・プロテクションフィルムです。
一般的に40μm(0.04mm)程度の厚みの車のクリア層の上に130μm(0.13mm)以上の膜厚を得られる特殊なスクラッチガードクリアを塗装することで、飛び石傷や擦り傷などの塗装のダメージを大幅に軽減させ、大切なお車を強力にガードします。
従来のラッピングフィルムやプロテクションフィルムと呼ばれる車のボディーに貼り付ける透明なフィルムとは全く異なり、小傷や洗車傷が付いてしまった場合でも、ポリッシャーで研磨することによって傷の修復や艶出しができますので、綺麗な外観を長期に渡って維持することができます。
Fenix Scratch Guardは撥水性や防汚性能にも優れており、また薄い小傷であれば50℃~70℃の熱を加えることで自己修復する機能も兼ね備えております。さらに、事故などにより鈑金塗装が必要になった場合には剥がすこともできます。
Fenix Scratch Guardの特長
■衝撃吸収性に優れた130μm(0.13mm)以上の膜厚で
飛び石等による傷を大幅に軽減
■
ポリッシャーによる研磨ができるので傷の修復や艶の復元ができる
■
フィルムの切れ目(エッジ)が見えないので、仕上がりが綺麗
■新車と同等の光沢があり、オリジナル塗装の質感を損ねない
■プロテクションフィルムの上からコーティングが施工できる
■薄い小傷であれば50℃~70℃の熱を加えると傷を自己修復する
■UVカット70%で対候性に優れている
■耐酸性・耐薬品性・防汚性に優れているので、酸性雨、鳥糞、樹液などをガードする
■剥がすことができる
飛び石傷や小傷を大幅に軽減
新車の塗装の厚みは車種や部位によっても異なりますが、一般的には100μm(0.1mm)程度です。これはわずか人間の髪の毛一本程度の厚みです。

塗装は、下塗り、中塗り、上塗り(ベースコート)、上塗り(クリヤーコート)の4層構造になっています。
鋼板の上に金属表面処理(化成処理)を行い、下塗り工程として、主に錆から車体を守る目的で電着塗装を行います。
次の中塗り工程は、塗装の凹凸を無くしその上に塗装される上塗り塗料の色彩を綺麗に見せるための、お化粧で言うところのファンデーションの役割を果たします。次の上塗りのベースコートは車に色を付ける塗装工程です。
そして最後にクリヤーコートという透明の塗料を塗装します。クリヤーコートは車に艶と強さを与えます。
自動車の塗装は太陽光や雨、風、雪などに曝され、更には化学物質や鳥糞などが付着することがあります。
クリヤーコートはこれらから車のボディーを守り、また洗車による傷が付きにくい強度も必要な塗膜です。しかし、クリヤーコートの膜厚は一般的に40μm(0.04mm)程度の厚みしかなく、わずか40μmの厚みで車の塗装を守っているわけです。

高速走行中の飛び石による傷や人為的ないたずら傷などは
クリヤーコートの厚みだけではガードしきれません。
そこでクリヤーコートの上に衝撃吸収性に優れた
130~200μm(0.13~0.2mm)のペイント・プロテクションフィルムを塗装することで、飛び石傷やいたずら傷などによる塗装のダメージを大幅に軽減させることができるわけです。
インターパシフィックでは施工前後に膜厚計で塗膜を測定し、プロテクションフィルムの厚みが130~200μm(0.13~0.2mm)になるように管理しております。
4層構造で優れた性能を発揮
1層目:元の塗装とペイント・プロテクションフィルムを密着させる層
2層目:施工後、湿気により剥離しないようにするバインダー層
3層目:膜厚を確保し、飛び石等による衝撃を吸収するための柔軟性を保持する役割の層
4層目:硬さがあり、耐擦傷性に優れ、深い艶を出す役割の層。UVカット70%
施工したことがほとんどわからないスプレー式プロテクションフィルム

Fenix Scratch Guardを施工する際は、板金塗装における塗装作業同様、バンパーは脱着し、コーナーセンサーやランプ、グリルなどを取り外して施工します。
その他のパネルも外装品を脱着して表からは
マスキングの痕が見えないように施工しますので、ボディー表面に元の塗装と
プロテクションフィルムの段差や切れ目が生じません。

他方、シール式のペイント・プロテクションフィルムの場合、透明なシールを貼り付けるため、パネルの端や複雑な曲面部などにシールの切れ目が残りそこが段差になります。
そのため車の塗装の美観を損ねるだけでなく、シールのエッジに汚れが溜まり黒ずみが目立つようになり、時としてシールの剥がれが生じるという問題があります。

施工はごみやホコリをシャットアウトした塗装ブース内で行い、長時間の加熱乾燥によってプロテクションフィルムをしっかり硬化させます。
硬化した後は
ポリッシャーで磨いて仕上げ、オリジナルの肌を再現させることができますので、ペイント・プロテクションフィルムを施工したことがわからないような高級な仕上がりになります。
ポリッシャーで研磨できる
Fenix Scratch Guardの魅力はポリッシャーで磨くことができることにあります。
車は洗車を繰り返すことで、塗装には目に見えないものも含め沢山の傷が付き、それが塗装の光沢を損なう要因ともなります。
新車と数年経過した中古車では塗装の艶が違うのはそのためです。艶の悪くなった塗装面にワックスやコーティングをかけても本来の塗装の艶を取り戻すことはできません。
新車同様の光沢を出すためにはポリッシャーとコンパウンドで塗膜を研磨しなくてはなりません。

従来のシール式のペイント・プロテクションフィルムの場合、薄い傷がついてもポリッシャーで研磨することはできません。
そのため曇りや黄変などの経年劣化に加えて洗車などで増える小傷によってフィルムの透明度が早ければ2~3年で失われてしまいます。
Fenix Scratch Guardはポリッシュできるペイント・プロテクションフィルムなので、オリジナルの塗装同様に細かな傷を
ポリッシャーで研磨し塗膜の光沢を復元させることができます。もちろんその上にコーティングの施工をすることもできます。
飛び石傷や擦り傷を修復できる
Fenix Scratch Guardは飛び石傷や擦り傷、線傷も、元の塗膜に達していない軽微なダメージであれば修復することが可能です。
高速走行によってバンパーなどに飛び石傷がついた場合、従来の貼るペイント・プロテクションフィルムは、フィルムが破損しても修復できませんが、Fenix Scratch Guardはクリヤーで傷を埋めて、硬化させてから平らに研いで、ポリッシャーで磨くことで、軽微な傷は目立たなくすることができます。
また擦り傷や線傷に対しても、傷を研磨紙で研ぎ落とし、ポリッシャーで磨くことで、傷を消すこともできます。
剥がすことができる

Fenix Scratch Guardのペイント・プロテクションフィルムは剥がすことができます。
従来の貼るペイント・プロテクションフィルムは傷が付いてもポリッシャーで磨くことができず、早ければわずか2~3年でフィルムが曇って美観が悪くなるため、剥がすまたは貼り替える必要がありますが、Fenix Scratch Guardは研磨したり、傷が深くなければ修復も可能ですので、基本的に剥がす必要はありません。
ただ、元の塗膜の上に粘着している状態ですので、事故などによって再塗装が必要になった場合には剥がす必要があります。
施工価格について
Fenix Scratch Guardはバンパーや外装部品は脱着して塗装します。
車種によって脱着作業時間が異なり、また同じ車種であっても作業方法に選択肢が生じる場合がございます。その為、事前にお客様と作業範囲と作業方法をお打合せし、その後お見積りという形をとらせて頂きます。
施工価格例(バンパー脱着分解、その他必要な外装品の脱着含む)
1. フェラーリ458
施工範囲:フロントバンパー、フードパネル、左右フロントフェンダー
施工価格:530,000円(税別)
2. ポルシェ 911カレラ
施工範囲:フロントバンパー、フードパネル、左右フロントフェンダー
施工価格:420,000円(税別)
3. ポルシェカイエン
施工範囲:フロントバンパー、フードパネル、左右フロントフェンダー
施工価格:540,000円(税別)
※コーティングを施工している車両につきましては、コーティング除去作業が必要になり、別途費用がかかります。
施工保証と耐久年数
施工保証期間は2年間(ワンオーナー限り)とさせていただきます。保証内容は、プロテクションフィルムのひび割れ、剥離、艶引け、著しい変色とさせていただき、それらが弊社の施工に起因すると認められる場合に無償で再施工致します。
商品の耐久年数は8年です。
SGS認証製品

Fenix Scratch Guardは国際的な第三者認証機関であるSGSにて性能試験を受け、塗料としての世界的な基準を満たしていると認証された商品です。
ペイント・プロテクションフィルムの施工事例
NISSAN GT-R NISMO 【スプレー式】プロテクションフィルム施工事例

新車のNISSAN GT-R NISMOに【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムを施工させて頂きましたのでご紹介します。
お客様はこれまで乗られていたお車に飛び石防止のためプロテクションフィルムを貼っていたそうですが、フィルムが端から剥がれてきたり、汚れてきたり、オリジナル塗装の艶を損ねることが嫌で、何か良いものはないかとインターネットでいろいろ調べていたそうです。
そうしたところインターパシフィックで施工しているスプレー式のプロテクションフィルム、Fenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)がお客様の目に留まり、施工を依頼していただきました。
レクサスRC F 【スプレー式】プロテクションフィルム施工事例

レクサス RC Fに新技術の【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムを施工させて頂きましたのでご紹介します。今回ご依頼のあったレクサスRC Fは、エンジンフード、ルーフ、アクティブリヤウィングに特殊カーボンCFRPが採用されたカーボンエクステリアパッケージです。
1年半程前に新車で購入され、屋内保管でとても大切にされているのですが、カーボン製のボンネットに飛び石傷が付いてしまいました。
飛び石傷が付くのを気にしすぎるとドライブを楽しむこともできないので、プロテクションフィルムを貼ろうかと検討されていたところ、Fenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)のことを知って頂き、施工を依頼していただきました。
フェラーリ458スペチアーレ 【スプレー式】プロテクションフィルム 施工事例

フェラーリ458スペチアーレに新技術の【スプレー式】ペイント・プロテクションフィルムを施工させて頂きましたのでご紹介します。
高級車やフェラーリのようなスーパーカーを中心に最近普及が進んでいるペイント・プロテクションフィルムですが、これまでは薄い透明なフィルムを貼る施工方法しかありませんでした。
ところが今回フェラーリ458スペチアーレに施工させて頂いたFenix Scratch Guard(フェニックス・スクラッチガード)は、「貼る」プロテクションフィルムではなく、「塗装する」プロテクションフィルムです。
ペイント・プロテクションフィルム普及の背景
自動車保険ノンフリート等級の割引・割増制度が2012年10月に改定され、同じ等級であっても、事故で等級が下がった(事故有)場合と無事故で等級が上がった(事故無)場合では割引増率に差が付くようになってしまいました。また飛び石による傷等は、改定前は等級据置き事故であったのが、改定後は1等級ダウン事故として取り扱われることになりました。
さらに保険会社の飛び石傷に対する対応も大変厳しくなり、車両保険を使って車のボディーの飛び石傷を修理することが難しくなりました。保険の料率改定は実質的な保険料の値上がりであり、このことも影響して、特に高額な輸入車やスーパーカーと呼ばれる車を中心にペイント・プロテクションフィルムの普及が進んでいます。
Fenix Scratch Guardを施工するにあたっての注意点
Fenix Scratch Guardは車の塗装を強力にガードする、傷に対する自己修復性能を持ったスクラッチガードクリアです。通常の自動車の塗装面と同様に洗車や磨き、コーティングなどのお手入れをしていただいて全く問題はありません。但し以下の点について、ご理解のうえ施工をご用命ください。
Fenix Scratch Guardは剥がすことはできますが、剥離作業は容易ではありません。
洗車や磨き作業に耐えうるレベルの高い粘着性を持ったプロテクションフィルムですので、スマホの画面の保護フィルムのように簡単に剥がすことはできません。プロテクションフィルムを剥がす際には、施工面に対する相当な加熱と物理的な力を要します。その為、フィルムを剥がす際に元の塗装を痛めたり、一部が剥がれてしまう可能性がございます。
ただ、Fenix Scratch Guardはポリッシャーでの研磨や加修ができますので、事故などにより塗装をし直す場合を除いて、基本的に剥がす必要性はありません。メンテナンスを行うことで、長期に亘って美観を維持することができますので、従来のペイント・プロテクションフィルムのように貼り替える必要がありません。
お車の買替えや売却に際しては、Fenix Scratch Guardを施工していることを告げてください
当社で施工するFenix Scratch Guardは、目視では、施工したことがほとんどわかりません。そのため次の車の所有者様が施工したことを知らないままで、将来事故等により板金塗装の必要が生じた場合、プロテクションフィルムを剥がさずに板金塗装作業をされてしまう可能性があります。
お車の買替えや売却に際しては、必ずFenix Scratch Guardの施工証明書を提示して、施工していることを告知し、次の所有者に伝わるようにしてください。
※マスキングの痕やボディー面とプロテクションフィルムの段差は生じさせないように施工しますが、万が一フィルムを剥がす場合に剥離作業をスムーズに行うことを考慮して、パネルの内側など通常お客様の目に留まらない部位に、意図的にフィルムの切れ目を作る場合がございます。
推奨事項
お客様がお車に車両保険をかけていらっしゃる場合、Fenix Scratch Guard施工の見積書など施工費用がわかる書類を保険会社に提出し、車両価格+Fenix Scratch Guard施工価格として車価を設定しておけば、事故などにより万が一車両保険を使って施工部位の全部または一部を板金塗装修理する必要が生じた場合、修理した部位に対するFenix Scratch Guardの再施工が補償されると思いますので、保険会社または保険代理店様にご確認のうえ、保険契約内容を変更することをお勧めいたします。