スイッチ類、樹脂パーツのべたつき修理 | 板金塗装はインターパシフィック

鈑金塗装/焼き付けコーティング インターパシフィック

鈑金塗装・コーティング インターパシフィック

スイッチ類、樹脂パーツのべたつき修理

インターパシフィックではお車の外装だけでなく、
べたべたになってしまった内装のスイッチやプラスチックパーツも綺麗に修理致します。
高級な質感、触感を再現するために塗料は専用の水性塗料を使用しており、
柔らかくさらっとした上質な触感に仕上がります。
内装イメージ
スイッチ類、樹脂パーツのべたつき修理 スイッチ類、樹脂パーツのべたつき修理
フェラーリやマセラティ等の高級車の室内のスイッチ類やプラスチックパーツは経年劣化でべたべたしてきます。
べたつきを放っておくと次第にべたつきの度合いが酷くなり、終いには表面が溶けてねちゃねちゃになり、指や服などに黒い塗料が付くようになってしまいます。
内装のべたつきは、イタリアの高級車フェラーリやマセラティに限ったことではなく、ベンツやBMW、ポルシェなどの輸入車にでもやがて起こる現象なのですが、質感が高く触感が柔らかくゴムのようなパーツ程べたつきの発生や進行が早いようで、特にフェラーリやマセラティは新車からそれほど年数が経っていなくてもスイッチや樹脂パーツがベタベタになってしまいます。
スイッチ類、樹脂パーツのべたつき修理
べたついたスイッチ類や
樹脂パーツの修理方法
エアコン操作パネルのべたつき修理
(フェラーリF360モデナ)
Process 1
車のスイッチ類の多くは透過照明スイッチになっていて、暗くなると照明光によって文字やマークが光ります。
照明が透過する文字やマークの部分は樹脂の素材が半透明または白色になっており、その上に黒色のベース塗装が施され、レーザー加工で文字やマークや記号がマーキングされ、最後に質感や触感を高めるためのラバー塗装などで仕上げられています。
ベタベタはラバー塗装が加水分解によって溶けだすことによって起きているようです。
エアコン操作パネルのべたつき修理
Process 2
スイッチ類は可能な限り分解します。
べたつきが進行して黒いベースコートまで侵してしまうと、ベタベタを除去しようとしたときに文字やマークも消えてしまいます。
万が一マークが消えてしまった場合にはレーザー加工で復元しなくてはならないので、データを作成できるよう予めマークの写真を撮り、寸法を測っておきます。
エアコン操作パネルのべたつき修理
Process 3
べたつきの状態や樹脂パーツの種類によって除去の仕方は異なり、ベタベタを溶かすために、洗剤、アルコール系溶剤、剥離剤を使い分けます。
エアコンの操作パネルとスイッチ類のべとべとは洗剤で落としました。
しばらく洗剤につけてからウェスなどで丁寧に擦ると比較的簡単にベタベタの層(透明なクリア層)だけが除去できます。文字やマークにダメージはありませんでした。
エアコン操作パネルのべたつき修理
Process 4
溶剤できれいに脱脂してから艶消しのクリア塗装を行います。
エアコン操作パネルのべたつき修理
エアコン操作パネルのべたつき修理
エアコン操作パネルのべたつき修理
エアコン操作パネルのべたつき修理
Process 5
ラバー塗装と同等の質感、触感を再現するために当社では専用の水性塗料を使っており、柔らかくさらっとした高級な仕上がりになります。
エアコン操作パネルのべたつき修理
レーザー加工が必要となった
透過照明スイッチのべたつき修理
(マセラティ クアトロポルテ)
Process 1
透過照明スイッチのべたつきを除去したことによって、黒のベースコートが剥がれ文字やマークが消えてしまった場合は、レーザー加工でマーキングすることによってスイッチを修復します。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 2
スイッチの塗装を全て除去します。白い樹脂の素材になっています。
ス透過照明スイッチのべたつき修理
Process 3
元のマーキングの痕を研いで除去し、黒のベースコートを塗装します。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 4
予め準備しておいたマークの画像からAdobeのIllustratorでデータを作成し、レーザー加工機を使ってマーキングを行います
Process 5
スイッチの裏側から光を照らすとマークがきれいに光ります。
Process 6
艶消しのクリア塗装を行い、ラバー塗装と同等の質感、触感を再現させます。
透過照明スイッチのべたつき修理
透過照明スイッチのべたつき修理
シールを使った
透過照明スイッチのべたつき修理
(マセラティ クアトロポルテ)
Process 1
レーザー加工ができない、あるいは適さない素材の場合には、シールを使って透過照明スイッチを修理します。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 2
マセラティ クアトロポルテのシフトチェンジパネルは他のスイッチとは塗料の種類が違うのか、洗剤で軽く拭いただけでも簡単に塗装が剥げてしまいます。
シフトチェンジのマークは細かなマークではないので、レーザー加工ではなくシールを使って修理します。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 3
樹脂の素材にレーザー加工で焼けたマークの痕が残っていますので、研磨紙で痕を除去してからシールを貼ります。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 4
シールを貼ったままの状態で黒のベース塗装を行います。
透過照明スイッチのべたつき修理
Process 5
塗料を乾かしてから、ピンセットや針などでそっとシールを剥がします。
その後、艶消しのクリア塗装で仕上げます。
文字やマークまで剥がれてしまった透過照明スイッチの修理は、必ずしもレーザー加工ががベストというわけではなく、素材やマークのサイズなどを考慮して最適な修理方法を選択します。
透過照明スイッチのべたつき修理
エアコン吹き出し口のべたつき修理
(マセラティ クアトロポルテ)
Process 1
エアコンの吹き出し口は中のフィンまでべたべたになるので、けっこう手間のかかる作業になります。
また表面のベタベタを除去するとフィンの開閉を表す□■のマークの印刷も消えてしまいますので、マークも復元しなくてはなりません。
エアコン吹き出し口のべたつき修理
Process 2
フィンを一枚づつに分解し、べたつきを除去します。
フィンのベタベタは洗剤や溶剤だけでは落ちにくいので、最終的には研磨紙で研ぎ落します。
脱脂してから黒のベース塗装、艶消しのクリア塗装の順で塗装します。
エアコン吹き出し口のべたつき修理
Process 3
ハウジングは調色した茶色のベース塗装を行い、その上に□■のシールを貼ります。
エアコン吹き出し口のべたつき修理
エアコン吹き出し口のべたつき修理
Process 4
シールを貼った上に艶消しのクリア塗装を行い仕上げます。
エアコン吹き出し口のべたつき修理
ステアリングコラムカバーの
べたつき修理
(フェラーリ F360モデナ)
Process 1
ステアリングコラムカバーはスイッチとは違う塗装がされているようで、塗膜も厚くベタベタの除去に時間と手間がかかります。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
Process 2
透過照明のスイッチのべたつきは洗剤で除去できますが、ステアリングコラムカバーは洗剤や溶剤では落ちませんので、専用のリムーバー(剥離剤)で除去します。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
Process 3
表面に刷毛で剥離剤を塗り一晩放置します。
そしてヘラなどでベタベタした塗料を削って取り除きます。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
Process 4
この作業を数回繰り返すのですが、それでも剥離剤だけではベタベタの層を除去しきれないので、最後は研磨紙で研ぎ落とします。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
Process 5
ステアリングコラムカバーの下地を丁寧に処理してから黒のベースコート、マットのクリア塗装で仕上げます。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
Process 6
柔らかくさらっとした高級な質感に仕上がります。
ステアリングコラムカバーのべたつき修理
ステアリングコラムカバーのべたつき修理

大切なお車を何事も無かったかのように

大切なお車を
何事も無かったかのように

代表 千村尚紀

インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。

私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。

修理方針

鈑金塗装に対する当社の考え方や作業工程について詳しくご説明しています

詳しく見る 

プロの本音

お客様に是非とも知って頂きたいことを鈑金塗装のプロが本音でお伝えします

詳しく見る 

お客様の声

修理させていただいたお客様より沢山のご評価とコメントを頂きました

詳しく見る 

インターパシフィック

神奈川県川崎市中原区宮内2-26-17
9:00~18:00 定休日:日曜・祝日
インターパシフィック外観
川崎市 中原区 板金塗装インターパシフィック案内図