車を修理する際に車両保険を使うべきかの見極め方 | 板金塗装はインターパシフィック

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2014/6/3

車を修理する際に車両保険を使うべきかの見極め方

千村

保険を使った場合の翌年の保険料の値上がりが大きくなりました

自動車保険ノンフリート等級の割引・割増制度が2012年10月に改定されたことによって、自損事故などで車を傷つけてしまった場合に車両保険を使って車を修理するかどうかの判断が大変難しくなりました。

自動車保険のノンフリート等級は1等級から20等級に割引増率が区分されており、保険契約者が一年間保険を使わなければ翌年の契約は1等級上がり、事故によって保険を使うと、翌年の契約は3等級下がる仕組みになっています。

改定前は、事故で保険を使った契約者でも事故が無く保険を使わなかった契約者でも、同じ等級であればどちらも同じ割引増率が適用されていました。
そのため板金塗装修理の概算見積金額が判れば保険を使うかどうかの判断がしやすかったのですが、改定された料率制度では、事故有と事故無で割引増率に差が付くようになり、判断が難しくなってしまいました。

保険を使うと3年間、保険料が割高になる

保険を使うと翌年から3年間割高な事故有係数が適用されてしまい、保険料の値上がりが以前よりかなり大きくなってしまったのです。

自動車保険料率表

上の表は某保険会社のノンフリート等級の料率表です。例えば15等級の無事故の割引率は50%です。事故で車両保険を使うと翌年は3等級下がり、12等級になります。改訂前の料率制度であれば46%割引、つまり4%上がるだけで済みました。これは無事故で11等級から12等級に上がった契約者と同じ料率です。

しかし、新しい仕組みでは事故有係数が適用されてしまうために27%しか割引されません。さらにその翌年は事故有の13等級(-29%)、翌々年は事故有の14等級(-31%)と3年間事故有が適用されるため、その差は3年間続きます。ちなみに、その後保険を使わなければ4年目に事故無の15等級に戻ることができます。

板金塗装工場に相談するのがベスト

このように車両保険を使うと翌年から3年間保険料の負担が大きくなってしまうので、車両保険を使うかどうかの判断は慎重にならなくてはなりません。

では間違いのない、適切な判断をするためにはどうしたら良いのでしょうか?

それは契約している保険会社に保険を使った場合の3年間の保険料の値上がりを問い合わせ、次に我々板金塗装業者に修理金額の算出を依頼することです(順番は逆でもいいです)。

なぜなら、的確な修理見積もり金額を算出できるのは、実際に車を修理することができる板金塗装工場だけだからです。

車の板金塗装修理の方法は一つではありません。大きく分けると、金額の事を気にせず徹底的にきれいに仕上げる方法と費用を抑えて修理する方法なのですが、仕上がりの質は落とさずに費用を抑える、なんてことも板金塗装工場に直接相談すれば可能なのです。

例えば3年間で保険料が15万円値上がりするお客様から修理の相談を受けたとすると、板金塗装工場は何とか15万円以下でその車を修理できないものかを検討します。ダメージは大きいが部品を交換せずに何とか板金で修復できないか、交換しなくてはならないとしても新品ではなくリサイクルパーツ(中古部品)を入手できないか、など可能な方法をあれこれ検討し、お客様に最適な修理方法を提案し、見積を作成します。その結果で保険を使うのか自費で修理するのかを決めればいいわけです。

板金塗装業者が一目見て、どうやっても15万円では無理と言うのであれば車両保険を使わざるを得ないでしょうが、自費か保険か微妙な判断だという場合には、ぜひ板金塗装工場に直接相談されることをお勧めします。

カーディーラーでは正確な見積もりは出来ない

車をぶつけて傷つけてしまった時、一般的にカーディーラーさんに相談される方が多いと思いますが、カーディーラーさんに持ち込まれた車は、実際には我々鈑金塗装工場が下請けとなって修理することがほとんどです。カーディーラーさんは自分達で板金塗装ができるわけではないので、正確な見積もり作成や、修理費用を抑える方法での見積りはしにくいのです。

的確な修理方法の見立てと費用の算出は板金塗装工場に相談するのが一番です。

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代表 千村尚紀

インターパシフィックは長年にわたり高級輸入車の板金塗装を数多く手掛け、技術を磨いて参りました。
難易度の高い修理に対応する最新設備を導入し、厳選した塗料や材料を使用することで、高い修理品質を実現しております。

私達は、大切なお車が「ちゃんと元通りに直るのだろうか?」というお客様の不安を安心と喜びに変えることを最大の使命と考え、完成まで一切手を抜きません。
どこをどう直したのか全く分からないように、完璧な仕事を心掛けております。

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