BMW 328iツーリング リアバンパー板金塗装 修理事例

埼玉県にお住まいのお客様よりBMW 328iツーリングの板金塗装を依頼されましたので、ご紹介します。
雪の日に自宅で車庫入れをしようとした際にBMWが滑ってリアバンパーの右角をぶつけてしまいました。

新車で購入したBMWのディーラーで修理見積りをしてもらったのですが、かなり高い金額を提示されたので、インターネットでいろいろ調べて当社のホームページを目に留めてくださり、お問合わせ下さいました。

部分的な修理塗装で費用を抑えつつも、マスキングの痕が残らないきちんとした仕上りで作業して欲しいとのご要望でBMWを修理させて頂くことになりました。

バンパーを取り外し、PTSやリフレクターなどマスキングの邪魔になる部品も取り外します。

パンパーはリフレクター取付部の角が潰れて変形しています。

バンパーのように弾力のある樹脂パーツは凹みを埋める専用パテはあるのですが、パテ痩せをおこしやすいので、できれば使いたくありません。

今回は損傷部分を赤外線ヒーターで加熱し、バンパーの裏側から潰れた部分を押し出して修正しました。

修正後に樹脂が冷えてしまえば、再び変形することはありません。

エアー工具を使って表面を削り落して平滑に仕上げます。

これで修正完了です。パテは一切使っていません。

サフェーサーを塗装して削った表面をシールします。

赤外線ヒーターで加熱乾燥して塗膜を硬化させます。

サフェーサーが硬化したら、耐水ペーパーを使って研ぎ作業を行います。

塗料の密着性を良くするため、塗装面をしっかり研ぎ上げます。

パンパーを取り外し、部品も取り外して作業すると、細部までキチン研ぐことができるので、密着不良で後々端から塗膜が剥がれてきたりすることがないのです。

今回は修理費用を抑えるため、バンパー1本丸ごと塗装するのではなく部分塗装で対応しました。

赤く囲った部分を薄くぼかして塗装しました。綺麗な仕上りにするためにはできるだけぼかす範囲を狭くしなくてはなりません。

ぼかした部分は塗膜が完全に硬化してから磨きをかければ全く判らなく仕上ります。

BMW 328iTのリアバンパーはご覧のようにすっかり元通りに直りました。

修理費用は税込み35,000円となりました。

このたびは、埼玉県さいたま市よりわざわざご来店くださり、インターパシフィックにBMWのバンパー修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。

元通りになったBMW、大切にお乗りください。