トヨタ MR2 (TOYOTA) の板金塗装 自動車修理事例です。
損傷状況:
世の中には酷いことを平気でする輩がいるものです。
トヨタMR2のオーナーさんは、休日ドライブに出かけ、途中20~30分路上駐車している間に、ボディー全体にこれでもかと言うほど、線キズをつけられてしまいました。
とても大事にしているお車なので、とにかくキレイに仕上げて欲しいということで、修理のご依頼をいただきました。
お客様は幸い車両保険をかけており、保険会社の調査の結果、支払いできるということになり、免責もゼロでしたのでお客様の金銭的ご負担無しで修理できることになりました。
今回の修理事例は保険で修理する、手間暇を惜しまない極上の全塗装の作業工程をご紹介します。一口に全塗装、オールペンといっても作業方法によって仕上がりはもちろん修理金額もまったく異なるということがおわかりいただける修理事例です。
修理内容:
線キズはボディーの全部につけられており、ガリガリに傷つけられています。
ドアミラーも傷だらけです。
テールランプまで×印をつけられています。
ボディーの外装部品をすべて取り外します。バンパー、フロントガラスのモール、ドアハンドル、リヤサイドガラスなどを取り外し、塗装のマスキング痕を残さないようにするのです。
ダブルアクションサンダーというエアー工具を使い、旧塗膜と傷を削り落とします。手間を惜しんで傷を完全に削り落とさず、パテ埋めで仕上げてしまうと、後々傷のとおりにパテやせしてしまいます。
サフェーサーを塗装する直前の写真です。パテは一切使わず、研ぎでここまで仕上げます。
サフェーサーの塗装も塗装ブース内でごみ、埃をシャットアウトして行います。
そして充分に加熱乾燥します。
バンパーやドアミラーなどのパーツや小物も丁寧に傷を削り落とし、塗装ブースでサフェーサーを塗装します。すごい部品の数です。
ボディーを丹念に水研ぎします。サフェーサーの塗膜の範囲内で、目視ではわからない小さなひずみや凸凹を素手の感触だけで、研ぎ落としていきます。水研ぎのペーパーも粒子の粗いものから細かい物へと番手を上げて塗装の下処理を行います。パーツも同様に下処理します。
いよいよボディーを塗装します。塗装職人の腕、最新の塗装設備はもちろんのこと、妥協せずどれだけ丁寧にしっかりと下地処理を施したかどうかが仕上がりにすべて表れます。
全塗装の場合パーツの塗装は数が多いので、ボディーの塗装以上に時間がかかります。
ベンツやポルシェ、BMWなどの輸入車に使用する外資系の塗料で仕上げましたので、
艶も質感もすばらしい出来栄えとなりました。
お客様はボディーコーティングを以前施工したそうで、その施工証明書があったので、保険会社がボディーコーティングの再施工も認めてくれました。
インターパシフィックで取り扱っております、G’ZOXリアルガラスコートを施工させていただきました。
修理結果:
保険会社とは937,398円で協定させていただきました。修理金額だけ聞くと驚かれるでしょうが、保険会社が正式に認めた協定価格です。お客様にも仕上がりに大変満足していただけました。
お客様は楽天会員とのことで、楽天スーパーポイントを希望されました。税込み修理代金100円につき5ポイント差し上げますので、46,865ポイント獲得です。楽天市場や楽天トラベル等で46,865円分としてご利用になれます。