BMW 323i 修理

BMW323i-20061030

損傷状況:

新車で購入して間もないBMW 323iのフロントバンパー塗装 修理事例です。

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お客様は御自分でバンパーを傷つけた覚えはなく、どうやら当て逃げされてしまったようです。

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お客様は修理見積もり依頼のお問合せに際し、3枚の写真をメールに添付してくださいました。フロントバンパーの右半分に目立つ傷が3箇所あります。

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修理内容:

3箇所の傷はバンパーの右半分にあるためお客様とご相談した結果、今回はバンパーの右半分だけを部分塗装で修理することになりました。部分塗装にも幾つかの方法があり、バンパーを取外さないでマスキングだけで作業する方法もありますが、今回は新車で購入したばかりのお車ということで、お客様もクオリティー重視の修理を希望されましたので、バンパーや付属部品を取外しマスキング痕が全く残らない塗装をしました。因みにBMW3シリーズのバンパーは比較的簡単に脱着できますので、料金への反映は8,000円程度です。

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ダブルアクションサンダーというエアー工具を用いてバンパーの傷を丁寧に削り落とし、その後サフェーサーというプライマーを塗装します。

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部分塗装は簡易補修、軽補修とも言われ、早い・安いというイメージをもたれがちですが、塗料をぼかすという技術は塗装作業における高等技術の一つで、本当にキレイな部分塗装は熟練した腕の良い職人でないとできないものなのです。 インターパシフィックでは高級塗料を使い、塗装ブース内で熟練した塗装の匠が作業します。部分塗装であっても「どこをどう直したのか判らない」仕上がりをお約束いたします。

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修理結果:

修理代は消費税込み30,000円となりました。お客様はドコモコインを希望されました。税込み修理代金100円につき5コインの付与となりますので、1,500ドコモコインの獲得です。NTTドコモの携帯電話料金に1,500円分としてご利用いただけます。

ポルシェ カイエン(PORSCHE)ブレーキ キャリパー塗装

ポルシェ カイエン-20061025

最近、ポルシェ カイエンターボのようにブレーキ キャリパーを赤に塗装してくださいというオーダーが多くなりました。

ポルシェ カイエン-20061025

インターパシフィックではご覧のとおり、オリジナルのシルバー塗装に黒字のPORCHEロゴのキャリパーを、真っ赤な塗装に白地のロゴのターボルックのキャリパーに変身させます。足元がキリッとしてカッコ良くなります。

ポルシェ カイエンやカイエンSにお乗りのオーナーさん
愛車のちょっとしたドレスアップにいかがですか?

[ポルシェ カイエンのブレーキキャリパー塗装料金]

  1. ブレーキキャリパー 脱着、分解     22,400円
  2. 塗装費用(ロゴ入り)            84,000円
  3. ブレーキエアー抜き            15,000円
  4. ブレーキフルード               6,400円
  5. 消費税 5%                  6,390円
    税込み合計金額           134,190円

ブレーキキャリパーは本体を分解して塗装するため、組み付け後にブレーキのエアー抜き作業が必要となります。
ポルシェ カイエンの場合、専用テスターを用いてエアー抜き作業を行わなくてはならないので、最終的にポルシェ正規ディーラーに車を持ち込んでエアー抜き作業を依頼します。

ブレーキキャリパーの脱着や分解は、自動車分解整備事業の認証または指定を受けた工場でないと行ってはいけない作業です。
インターパシフィックは関東陸運局認証工場です。国家資格を有する自動車整備士が作業いたしますので、安心してお任せ下さい。

インターパシフィックではポルシェだけでなく、ランボルギーニのキャリパーでもフェラーリのキャリパーでもお好きな色に塗装します。お気軽にお問合せ下さい。

ポルシェ 996(PORSCHE) 修理

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自損事故を起こした、ポルシェ 996の板金塗装 修理事例です。

損傷状況:
峠のコーナーを曲がりきれずに岩にぶつけてしまい、右の前から後ろまでダメージを負ったポルシェ996の板金塗装修理事例です。 このポルシェ996は事故現場より車輌積載車で搬送されてきました。お客様にはおケガが無く何よりでした。

ポルシェ996-20061007

フロント、リヤ共にサスペンションにかなりのダメージがあり、右側の前後サスペンションパーツはほとんど交換が必要です。

ポルシェ996-20061007

ボディーのダメージとしては、フロントバンパー、フロントフェンダーは交換が必要で、フロントフードパネル、ドア、リヤフェンダー、ロッカーパネル、リヤバンパーにもヘコミや傷があります。

ポルシェ996-20061007

修理方法:

まずセレットナジャでボディーアライメントを測定し、フレームにダメージが無いかどうかを三次元計測します。バンパーやフェンダー、フードパネルなどを取りはずし、サスペンションも分解して細かく計測する必要があります。計測の結果、4ヵ所にフレームダメージを確認しました。

  1. フロントバンパー取り付け部左側が下方向に4mm
  2. フロントサスペンションメンバー右側取り付け部が左方向に3.1mm
  3. 左フロントショックアブソーバーのアッパーマウント取付部が5mm隆起
  4. リヤサスペンションメンバー右前取り付け部は左方向に3.6mm

上記4ヶ所とも目視ではダメージを確認することはできませんでした。セレットナジャで三次元計測しなければ、またセレットベンチというジグ・ベンチ式フレーム修正機を有していなければ、熟練工でも見落としてしまうかもしれない程度のフレームダメージです。しかし僅か数ミリの歪みによって修理後の走行に支障をきたすことがあるのです。

ポルシェ996-20061007

セレットベンチというジグ・ベンチ式フレーム修正機に車体をセットし、損傷部位を修復します。写真は右フロントショックアブソーバーのアッパーマウント取り付け部が5mm突き上げられているのを下方向に引っ張り修正している場面です。

ポルシェ996-20061007

フレーム修正作業の後、交換部品の建て付け調整や各部の板金修理を行います。塗装工程に入り、交換したり、板金したパネルにサフェーサーというプライマーを塗装します。プライマー塗装でもブース内で作業して、充分に加熱乾燥させます。丁寧な下地処理が塗装の美観にも大きく影響するのです。

ポルシェ996-20061007

ロッカーパネルにはチッピングコートを塗布し、表面をブツブツに塗装しました。この表面のブツブツの肌をオリジナルと同じ風合いにするのが匠の腕の見せ所です。この作業一つとってみても、これまで数々の材料を試験し、何丁もの塗布ガンを変えました。因みにロッカーパネルはフレームの一部と見なされるため、ロッカーパネルを板金塗装修理した車は修復歴車、すなわち事故歴車と査定されてしまいます。「修理したかどうか判らない・・・」そんな仕上がりがインターパシフィックの追求する修理品質です。

ポルシェ996-20061007

今回このポルシェのフロントフェンダーは、交換しました。その際フェンダーの取付けスクリューは、トルクスレンチによって傷ついてしまいます。インターパシフィックではパネル交換の際に工具で傷ついてしまうスクリューや取り付け部を塗装して、パネル交換の痕跡を消してしまいます。写真はフロントフェンダーの内側の取り付け部分を塗装する場面ですが、こうすることが当社のこだわりであり、ボディーの内側にも細心の注意を払い丁寧に仕上げます。

ポルシェ996-20061007

塗装ブースを使用し、ゴミやホコリをシャットアウトして、外装パネルやバンパーの塗装を行います。どんなに高価な塗装ブースを使っても作業者の腕が悪ければ塗面はゴミだらけになってしまい、安っぽい塗装肌になってしまいます。高度な技術と集中力が欠かせません。

ポルシェ996-20061007

このポルシェ996は右側の前後サスペンションを全て交換することになりました。ラジエター、クーラーコンデンサーなどフロントバンパーのすぐ後ろに付いている機器類も交換しました。

ポルシェ996-20061007

修理結果:

四輪ホイールアライメントを調整し、走行テスト、各部点検、洗車、ボディー磨き、室内清掃を実施し、お客様にお納車させていただきました。ポルシェの修理費用は300万を超える高額修理となりましたが、お客様は車両保険に加入されておりましたので、保険修理として対処させていただきました。

「ポルシェ カイエンターボの大ダメージ修理事例」をご覧になりたい方はこちら

アルファロメオ 147(ALFA ROMEO) 板金塗装

アルファロメオ147-20061006

アルファロメオ 147(ALFA ROMEO 147)のフロントバンパー塗装 修理事例です。

損傷状況:
自宅駐車場から出る際、壁に接触しフロントバンパーの左側をこすってしまいました。バンパーモールも傷ついてしまいました。お車の修理期間中、代車が必要とのことでしたので、代車を無料でお貸しいたしました。

アルファロメオ147-20061006

修理内容:
フロントバンパーの左側は広範囲に傷ついており、部分的に樹脂がえぐれている箇所もありました。お客様のご希望で部分塗装で修理しました。バンパーモールは修理できないため交換しました。

アルファロメオ147-20061006

修理結果:
修理代は工賃が税込み21,000円、バンパーモールは税込み6,064円となり、合計で27,064円となりました。お客様は楽天会員とのことで楽天スーパーポイントを希望されました。100円につき5ポイント差し上げますので、1,350ポイント獲得です。楽天市場や楽天トラベル等で1,350円分としてご利用になれます。

トヨタ セルシオ(TOYOTA) ボディー三次元計測

トヨタ セルシオ

ホームページをご覧になられたお客様より、セレットナジャによるボディー三次元計測のご依頼がありました。お車はトヨタ セルシオで、個人売買によるトラブルが民事訴訟にまでなってしまい、セレットナジャの計測レポートを裁判の証拠として提出したいとのご意向です。

このお客様は一年程前にインターネットオークションを通じ個人売買でトヨタ セルシオを購入されたそうです。しかし購入後、走行中にステアリングが左に取られることがわかり、タイヤショップに四輪ホイールアライメントを調整に持ち込んだところ、写真のように下回りに損傷があることが判明しました。

トヨタ セルシオ

フロントサスペンションメンバー左側のロアコントロールアームの付け根のあたりが、つぶれてその痕が錆びています。また同じく左側のフレームのちょうど助手席の足元に位置するあたりも損傷があり、その部分は錆びています。同一事故による損傷と思われます。車の左側を側溝か何かで脱輪させてしまったことがあるのかもしれません。

トヨタ セルシオ

タイヤショップで四輪アライメント調整をおこない数値の上では正しく調整されたらしいのですが、ステアリングは相変わらず左にとられ、使用に耐えられない状況のようです。四輪ホイールアライメント調整は非常に大切なことなのですが、ホイールアライメントが正しく調整されていても、旋回時など全ての走行状態で問題が無いとは言えません。ホイールアライメントの調整箇所はある程度の調整幅をもっているので、多少のボディーの歪みやサスペンションのアーム類の歪みなどは、その調整幅で補えてしまうのです。

トヨタ セルシオ

写真は左右のロアコントロールアームの調整ボルトで偏心ボルトになっています。調整により左右ボルトの位置が違っています。計測の結果、ショックアブソーバーの取り付け部の測定ポイントで,左側が右方向に7.5mm,右側が上方向に4.8mm,基準値からはずれていました。

トヨタ セルシオ

またシンメトリー計測という左右差の測定をしたところ、ロアアームの先端部分に前後方向5.9mm、左右方向5.2mmの差異があり、ホイールベースの左右差が4.6mmあること等が判りました。

今回のお客様のご依頼は裁判所に提出する証拠書類として、客観的にボディーアライメントを測定したいということでしたので、お客様にコントロールレポートを提出いたしました。インターネットオークション等により、値段の張る自動車も個人間で取引される昨今ですが、今回のようなトラブルは氷山の一角であろうと思います。

ジャガー(JAGUAR) 修理

ジャガー

ジャガー(JAGUAR)の板金塗装修理事例です。
損傷状況:
信号無視の車両に追突され、左フロント側面に損傷を受けました。お客様におケガが無かったのがなによりでした。相手の100%過失による修理です。

ジャガー

修理内容:
主な作業内容としてはフロントバンパー、ヘッドランプ、フロントフェンダー、フロントドア、ドアミラー、フロントアルミホイール等を交換。ボンネットとインナーフェンダーを板金で修理しました。

ジャガ

ジャガー

交換するパネル類を慎重に仮合わせし、パネルとパネルの隙間が左右均一になるよう建て付け調整します。ジャガーはベンツ、ポルシェ、BMWなどのドイツ車と比べると、部品の精度が少々悪く、新品パーツでも板金や加工などの修理を必要とすることがあります。

ジャガー

仮合わせを終えると塗装工程に入ります。まず新品のフェンダーとドアの裏側を塗装します。フェンダーとドアの裏側を塗装ブース内で乾燥させている写真をご覧いただくとわかりますが、フェンダーとドアの裏側は色(グリーンのメタリック)が染まっていないところがあって、黄土色っぽくなっています。これは意図的におこなっている作業で、インターパシフィックのこだわりの作業の一つです。

ジャガー

黄土色っぽいのは新車製造時の電着プライマーの色を模しています。新車の塗装ラインでは塗装ロボットによる作業がおこなわれるのですが、外板のパネルは裏側を塗装してからボディーに取り付けるのではなく、取り付けてから塗装するので、パネルの裏側にまで完全に塗料は付着しません。塗装されていない部分の防錆性はどうかというと、車体を丸ごと浸漬して電着するカチオン電着塗装という塗装工程等により、高い防錆性は保たれているので心配ありません。

ジャガー

インターパシフィックでは「見えないところも手抜きをしない」ということを大切にしています。外装の色と同じ塗料を吹き付けてしまえば、それだけ作業時間は短縮されますが、あえてパネル交換の痕跡を残さないために2色の塗装をするのです。
裏吹きと表面のプライマー塗装を終えた後は、パネルをボディーに装着し、下地処理の後、外板の塗装作業を行います。塗装ブース内でゴミやホコリを完全にシャットアウトして作業します。塗料はジャガー(JAGUAR)の指定塗料であるデュポンを使用しました。

ジャガー

パネル類を交換する際は取り付けボルトを工具で緩めたり締めたりするため、ボルトの頭の角が傷つき、塗膜が傷ついてしまいます。このような場合、パネル内側のボルト取り付け部もキレイに塗装し、パネル交換の痕跡を残さないようにします。これもインターパシフィックのこだわりの作業です。
このような作業は、保険修理の場合でも過剰修理と見なされ、保険会社はこれに伴う作業費用は認めてくれません。そのため、このような作業を行う板金塗装工場は極めて少なく、良くてもボルトの角をタッチアップするか、ひどいところでは傷だらけのまま納車するところさえあります。

ジャガー

修理結果:
このジャガーの修理期間は4週間かかり、修理代金は183万円ほどでした。お預かり期間も長く、修理規模も大きかったため、ボディーを全体的に磨き上げ、室内も念入りにクリーニングし、ピカピカに仕上げてお客様にお納車させていただきました。

ホンダ S2000(HONDA S2000) ボディー三次元計測

ホンダ S2000

ホームページをご覧になられたお客様より、セレットナジャによるボディー三次元計測のご依頼がありました。お車はホンダ S2000(HONDA S2000)で、茨城県よりお越しになられました。
最近他店でショックアブソーバーを交換し、その際に四輪アライメントも調整したらしいのですが、それ以降ハンドルが左に取られるとの事です。
原因として考えられるのは、数年前フロントをぶつけて修理したことと、側溝で右後輪を脱輪したことがあるということです。しかしショックアブソーバーを交換する前はステアリングが取られると感じたことは無かったそうです。ショックアブソーバー交換の際には四輪アライメント調整もおこなっているので、やはり過去の事故が原因でボディーに何か歪みがあるのでは・・・と心配され、今回セレットナジャ(CELETTE NAJA)による三次元計測でボディーアライメントを測定することになりました。

ホンダ S2000

計測の結果ボディーにはこれといった歪みは見当たらず、すべて計測データの基準値内でした。
しかしシンメトリー計測という左右差測定をおこなったところ、リヤサスペンションメンバーのロアアーム取り付け部に左右3.5mmの差異があることが判りました。この狂いを解消するためにはリヤサスペンションメンバーを交換しなければなりません。
しかしこの狂いが、お客様のおっしゃられる「ステアリングが左に取られる感じ」の解決になるかどうかは断言できません。なぜならフロントをぶつけた事故の後も側溝で右後輪を脱輪した後も、ステアリングがとられるという症状はなかったからです。

今回のセレットナジャ(CELETTE NAJA)での三次元計測の結果、お客様はボディーそのものに歪みが無いことがわかって安心されたようで、リヤサスペンションメンバーの交換(部品として交換可能)も視野に入れつつ、足回りの再調整を検討されるとのことでした。