BMW 325iT 車両保険でコーティング再施工

車両保険で自損事故を修理した際のボディーコーティングの再施工事例をご紹介致します。
狭い路地で左側面とフロントバンパーの右側を傷付けてしまい、損傷範囲も広いことからお客様の車両保険を使ってBMWを修理させて頂きました。

このBMW325iTは以前弊社でボディーコーティングの施工をさせて頂いており、オーナー様に保管して頂いていた施工証明書から、コーティングの 保証期間であることが損害保険会社に認定してもらえたので、板金塗装作業が完了した後に塗装した範囲の再施工をさせて頂きました。

施工料金もポリマー加工などと比べて高く、効果の持続期間も長いコーティングはメーカーや施工店が発行する期間有効な施工証明書を提示すれば、ほとんどの保険会社は再施工を認定してくれます。
但し、全体ではなくあくまでも保険修理で塗装した部位に限っての施工となります。

今回のケースでは左側面のパネル、ドアミラーカバー、前後バンパーが塗装範囲でしたので、この部分のコーティング作業が認定されました。

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板金作業、下地処理が終わると、ゴミやホコリをシャットアウトした塗装ブースの中でBMWの塗装作業を行います。

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インターパシフィックでは2機の塗装ブースを保有しております。緻密なフィルターでゴミやホコリを除去した新鮮な空気を天井から床に向けて圧送する仕組み になっており、排気装置を経て屋外に放出されます。ブース室内全体がエアーカーテンのような状態で、約15秒に1回、室内の空気が入れ替わる程の換気が行 われています。

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インターパシフィックではボディーコーティングを施工した後にも、塗装同様に車を塗装ブースに入れて60℃×1時間、加熱乾燥させます。

加熱乾燥によってコーティング被膜の化学結合を促進させ、耐久性により優れた被膜を完成させることができるのです。これを焼付コーティングと称しています。

今回のBMW325iツーリングは部分施工でしたが、その他のパネルもメンテナンスさせて頂き、すっかりピカピカになりました。
このたびは神奈川県横浜市よりご来店頂き、インターパシフィックにBMW325iツーリングの板金塗装とコーティングをご用命くださり誠にありがとうございました。

アウディ TT(AUDI) 車両保険での修理

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アウディ TT(AUDI) 車両保険での板金塗装 修理です。

■損傷状況

高速道路を走行中、前を走っていた車両から長さ数十センチの角材が落ちてきて、それがはねてアウディ TTロードスターの右のドアとロッカーパネルカバーにぶつかり傷付いてしまいました。
高速道路で角材が飛んでくるとは恐ろしい話です。大事に至らず何よりでした。

オーナー様が車両保険に加入されている損害保険会社に問い合わせたところ、今回のケースは落下物または飛来物との衝突ということで等級据置事故と認定されました。
保険を使って車を修理しても、翌年のノンフリート等級が据え置かれます。

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■修理内容

ドアを板金で修理します。パテを研ぎあげるとサフェーサーを塗装して修理箇所をシールします。

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ロッカーパネルカバーは外して見てみると下側も傷付き、深くえぐれていました。そのため新品部品に取り替えました。

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アウディ TTのボディー色を調色します。塗料はアウディからも認定されているスタンドックス(STANDOX)を使用します。
この色は2種類の赤の原色に少々の黒と白の原色を混ぜます。合計4種類の原色を混ぜるわけです。

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先ずスタンドックスのフォーミュラインフォメーション通りに調色を行い、テストパネルに塗装します。
それを現車に当てて、作った色と現車の色を見比べます。

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人工太陽灯を光源にして角度を変えて色を見ます。そして4種の原色の配合を調整して現車と同じ色を作ります。
天候や色によって、自然光と人工太陽灯を使い分けます。

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下処理を済ませ、マスキングと脱脂を行います。

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最初に調色したカラーベース(赤)を塗装し、次にクリアー塗装を行います。塗装ブースの中でアウディの塗装の質感を忠実に再現します。

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アウディTTは元通り綺麗になりました。保険会社との修理協定額は税込み243,201円(部品93,681円、工賃149,520円)となりました。

お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットENEOSプリカ還元サービスを希望されました。鈑金匠ネットでは税込修理代金10,000円につき500円分のENEOSプリカを加盟工場で修理されたお客様にプレゼントしております。今回のように車両保険で修理した場合でもプレゼントの対象となります。今回は12,000円分のENEOSプリカをプレゼントとなります。全国のENEOS(新日本石油)のサービスステーションはもちろんのこと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでもご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにアウディTTロードスターの修理をご用命くださり誠にありがとうございました。

ボルボ V70(VOLVO) 側面事故 修理

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ボルボ V70(VOLVO) 側面事故 修理です。

■損傷状況・原因

愛車ボルボで買い物に行く途中、5台の車が縦列駐車している脇を直進走行していたところ、1台の車が急に発進し、ボルボの左前側部にぶつかってきました。この衝突によって左側面全体にへこみや傷が出来てしまいました。
ヘッドランプは割れ、助手席のドアが開閉不能になってしまいました。

当然、急発進してきた相手側車両に多くの過失があるわけですが、ボルボも動いていたので無過失というわけにはいかず、過失割合の調整に時間がかかることもあり、オーナー様が加入している車両保険で先行して修理をさせていただくことになりました。

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それにしましてもフロントバンパーからリアバンパーまで一面にへこみと傷があります。

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オーナー様が同じ目線の高さで上手に写真を撮って、問合せのメールに添付してくださいました。

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前後のタイヤ&ホイールもダメージを受けています。

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■具体的損傷箇所と修理方法
各損傷箇所の修理方法は以下の通りです。

フロントバンパー:修理
ヘッドランプ:取替
フロントフェンダー:取替
フロントドア:板金で修理
ドアミラー:修理
リアドア:取替
サイドステップカバー:修理
リアフェンダー:板金で修理
リアバンパー:修理
前後タイヤ&ホイール:取替

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■修理工程

バンパー、ヘッドライト、テールランプ、ドアの外装品、サイドウインドウガラス等を取り外し、新品パネルのフロントフェンダー、リアドアを仮合わせのためボディーに装着します。フロントドア、リアフェンダーの板金修理を済ませてから、新品パネルとの建付けを確認し必要に応じて調整します。

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前後バンパー、サイドステップカバーなどの樹脂パーツは、エアーツールを用いて損傷部位を削り落します。

フロントバンパーは今回の傷以外にも広範囲に飛び石傷が付いていたため、バンパーの表面全体を削りこみます。

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新品のフェンダーとリアドアもプライマーサフェーサーの下処理としてパネル全体を研ぎ込みます。

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板金したフロントドアとリアフェンダーにサフェーサーを塗装します。

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バンパー等の樹脂パーツにもサフェーサーを塗装します。

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新品のフロントフェンダーとリアドアのサフェーサーは色が違っています。
この色はパネルの裏側の下色でして、色を混ぜられるサフェーサーを使い、裏と表を同時に塗装しました。この後、裏側にはボディー色をうっすら塗装してオリジナルっぽく仕上げます。

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リアドアを開けたところのロックピラーを先に塗装します。

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ボディー外板の塗装を行います。ゴミやホコリが付かぬよう塗装ブースの中で作業します。
熟練の塗装職人がボルボの塗装の質感を再現させます。

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バンパーや小物部品もたくさんありますので、何回かに分けてブースの中で丁寧に塗装します。

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これらはどこを塗装しているかと言いますと、フロントフェンダーのボルトです。
フェンダーやドアは建付け調整や脱着でボルトを締めたり緩めたりします。その際どうしてもボルトの角が傷付いてしまいます。

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インターパシフィックではスパナを当てたボルトも必ず塗装するようにしています。ボルトの角が傷付いたままであったり、傷を筆さしでペイントしただけでは、そこを見れば一目で修理したとわかってしまいますし、それに車を丁寧に修理したようには見えません。また、こうすることで後々の発錆も防げます。

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かなり広範囲な修理でしたが、ボルボV70は綺麗に仕上がりました。オーナー様にも大変喜んで頂けました。
保険会社との修理協定額は税込み1,463,448円(部品689,808円、工賃773,640円)となりました。

インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は73170ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで73,170円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにボルボV70の修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。