ランボルギーニ ガヤルド ボディーコーティング施工

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ランボルギーニ ガヤルド スーパーレジェーラのコーティングをご用命頂きました。
ボディーコーティングホイールコーティングウインドウガラス撥水コーティングとフルセットの施工をさせて頂きました。

それにしましてもスーパーカーのコーティングは特に磨き作業がてこずります。何せボディー形状が複雑なので、普通のポリッシャーでは磨けないところも多々あります。径の小さなミニポリッシャーを用いたり、それでも磨けない部位は手磨きで仕上げたりします。

オーナー様には今回、排水型のボディーガラスコーティングをお勧めしました。
排水型と言いましても、雨がかかれば見事に撥水するのですが、水掃けが良いので排水型と呼んでおります。

日頃のお手入れはいたって簡単で、洗車後の乾いたボディーに付属のコンディショナーを吹き付け、同じく付属のクロスで拭き上げて頂くだけです。このメンテナンスは洗車のたびに行う必要は無く、1~2ヶ月に1回行って頂ければ充分です。時間にして5~10分で済む作業です。

なかなかご自身で洗車する時間がなく、ガソリンスタンドの手洗い洗車などで済ませている方は、洗車後ご自宅に戻ってからでもメンテナンス作業ができるので、御好評頂いております。

ランボルギーニ ガヤルド スーパーレジェーラのオーナー様は以前から当社のホームページを気に留めて下さっていたそうで、「焼付コーティング」に興味を持って下さっていたそうです。
雨の日にガンガン乗るお車ではないでしょうが、コーティングの撥水効果を体感して頂けると嬉しいです。このたびはインターパシフィックにお車のコーティングをご用命下さり、誠にありがとうございました。
またオーナー様ご自身のブログでもご紹介頂き、重ねて御礼申し上げます。

マツダ MPV 工事業者の保険で塗装、磨き、コーティング

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会社の社宅の防水工事の最中、工事業者が誤って車にシーラーのような物を垂らしてしまいました。
ボンネットと右フロントフェンダーにこびり付いていました。
さらにその業者が慌てて車を洗車したせいでボディー全体に洗車傷がたくさん付いてしまいました。ボンネットとフェンダーに固着した異物は洗っても簡単に取れなかったようです。マツダMPVは工事業者さんの賠償保険できれいにすることになりました。

マツダ MVP-20110613

先ず、ボンネットとフェンダーに固着した異物を除去し、磨きで落とせるか試したところ、フェンダーは綺麗に磨き落とせたのですが、ボンネットは磨いてもシミが残ってしまいました。
そのため保険会社の了解のもと、ボンネットに関しては塗装することになりました。
異物によるシミ以外に飛び石傷が前の方についていたので、傷をきれいに削り落しました。

マツダMPV-20110613

次にサフェーサーを塗装し、充分に熱を加えて乾燥させます。

マツダMVP-20110613

塗装ブースの中でゴミやほこりが付かぬよう細心の注意を払ってボンネットを塗装します。
コーティングを施工する関係上、入念に加熱乾燥を行います。

マツダMVP-20110613

ポリッシャーでモールやゴム類を傷付けないように、マスキングテープで養生してから磨き作業を行います。ボディーの傷を丹念に磨き上げ、新車時の輝きをよみがえらせます。

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今回は保険での磨きとコーティングなので、バックドアのエンブレム類は外してから磨き、最後に新品のエンブレムを取り付けます。エンブレムの隙間の汚れもなくなり、すっきり仕上ります。

マツダMPV-20110613

新車購入時に施工したボディーコーティングの施工証明書の記載内容からサポート期間が残っていることが認められたので、コーティングの再施工も認められました。
コーティング施工後は塗装乾燥ブースでしっかり焼付し、被膜をしっかり硬化させました。
板金塗装とコーティング施工が同時にできる、そして乾燥設備でコーティングの被膜をしっかり熱処理させられる、これがインターパシフィックの特長でもあります。
このたびは神奈川県横浜市よりご来店頂き、誠にありがとうございました。

ホンダ ステップワゴン ボディーコーティング施工

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2年程前、板金塗装修理とボディーコーティングをご依頼下さったお客様が、ホンダステップワゴンの新車に乗り換えたとのことで、ディーラーさんの誘いを断り、当社にボディーコーティングをご用命下さいました。お車を買い換えたからまたお願いと言ってご依頼頂けるのは大変ありがたいことで、張り切って丁寧に施工させていただきます。

前のお車も同じホンダ車でしたが、その時は左フロントをぶつけて、バンパー、ヘッドライト等を取替え、左のフロントフェンダーを板金塗装させていただきました。今回ステップワゴンを購入する際、下取りに出したはずですが査定には影響なかったようです。

今回施工させていただいたのは、排水性のガラスコーティングです。雨に当たればきれいに撥水しますが、そのあとサーッと流れるように水滴が切れて行くのが特長です。
コーティング施工後は塗装乾燥ブースの中でしっかり加熱乾燥させましたので、被膜もしっかり硬化しました。

また、付属のメンテナンス剤も使い勝手が良く、施工して下さったお客様には大変喜んで頂いております。
洗車後の乾いたボディーに直接液剤をスプレーし、専用のクロスで拭き上げるだけ。メンテナンスにかかるお時間はだいたい10分程です。これを1~2ヶ月に一度お使い頂くと、ボディーがツルツル、さらさらになり、施工したコーティングの被膜を保護します。

神奈川県川崎市よりご来店頂き、ホンダステップワゴンのボディーコーティング施工をご用命くださり、誠にありがとうございました。

アルファロメオ 159(ALFAROMEO) 板金塗装

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左リアドアとクォーターパネルにダメージを受けたアルファロメオ159スポーツワゴンの板金塗装修理をご紹介致します。

■損傷状況

オーナー様は左折時、電柱にばかり気を取られ、下にあったブロックに車を擦ってしまいました。リアドアとクォーターパネルの下部が酷く変形しています。

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リアドアを開けた内側(ロックピラー)もパネルが折れて鉄板がむき出しになっています。

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ホイールハウスも合わせ目が剥がれて口が空いてしまっています。

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アルミホイールも深く傷が入ってしまっています。

■修理方針

修理代もかなりかかりそうなので、今回はオーナー様の車両保険を使ってリアドアは取替、リアクォーターパネルは板金、アルミホイールは取替という内容でアルファロメオを修理させて頂くことになりました。

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■修理内容

リアクォータパネル、及びロックピラーを引き出し板金で修理します。
パネルの裏側に手が入らないので、損傷部分の塗膜を剥がしてから写真のようにワッシャーを溶接し、外側からパネルを引き出します。一度や二度の引き作業では元通りの形にはなりませんので、ワッシャーの溶接位置や数を変えて根気よく修理していきます。

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板金作業の終盤では手の平の感覚で凹みの戻り具合を確認しながら、出きらない箇所にワッシャーを溶接してコツンと引き、ワッシャーを外し、また溶接してはコツンと引く、こういった地味な作業を何べんも繰り返します。こうして変形したパネルを元通りの形にしていきます。

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板金で可能な限り修復した後は表面をきれいに脱脂してからパテを付けます。当社ではパテ痩せしにくい、耐久性に優れたパテを使用しています。硬く研ぎにくいので作業性はけっして良いとは言えないのですが、品質第一でこのヨーロッパ製のパテを使用しています。
パテが充分に硬化したら研いで仕上げます。

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板金修理と並行して、新品のリアドアパネルの建付け調整も行います。

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パテ研ぎが済むと、サフェーサーを塗装します。加熱乾燥で充分硬化させてから、研ぎ作業を行います。パテ研ぎでは取りきれないわずかなひずみやデコ(凸)を完全に取り切ります。サフェーサーの表面に黒の塗料がぱらぱら付着していますが、これは研ぎ作業をしやすくするための目印です。

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新品のドアパネルは今回、ウェットオンサフェーサーを使用しました。サフェーサーを塗装し、そのままカラーベースとクリアー塗料を塗り重ねられる種類のプライマーです。

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新品のドアパネルはサフェーサー塗装前の下処理段階でひずみや凸を完全に取りきっているので、サフェーサーの研ぎ作業が必要ありません。
事前に調色した塗料の色見を把握することができ、パネルの裏吹き作業も同時に行えます。
左側画像の白線で囲った部分をご覧ください。アルファロメオ159SWの元々のパネルはこのように色が完全に染まっていない部分があります。また、下塗りの色は薄いグレーとなっているので、先にグレーの塗装を行いオリジナルな感じに仕上げています。

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ロッカーパネルの一部も板金したため、チッピングコートをロッカーパネル全面に塗布します。表面のブツブツ感もオリジナル同様に仕上げるため、試し吹きを行ってから一気に塗布します。

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塗装工程では先ずインナーを塗装します。

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外板パネルの塗装では損傷を受けていないフロントドアにボカシ塗装を施しました。今回リアドアパネルを取り替えたことによってパネル全面を塗装するわけですが、そうなるとフロントドアとの色の差異を解消しなくてはなりません。
今回のアルファ 159スポーツワゴンの調色では2種類のパール(レッドパール、バイオレットパール)が配合されています。そのためどんなにしっかり調色しても、見る方向性によっては隣接するパネルとわずかでも色の差異が生じる可能性があります。そのためフロントドアにカラーベースのグラデーションを行います。
画像を拡大して白枠内の養生紙をご覧になるとお判り頂けると思いますが、リアドアとの境界部はしっかり色が染まっていて、前方に向かい色がだんだん薄くなっていきます。そしてフロントフェンダーとの境界部では養生紙に色がかかっていません。
このようにしてカラーベースのボカシ塗装をした後にトップコートの透明なクリア塗料をパネル全面に塗装すると、パネル間の色の差異が完全に解消できるのです。
保険修理では調色の難易度が高い塗色の場合、隣接パネルのボカシ塗装が認められます。

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修理完成です。アルファロメオ159SWはボディーガラスコーティングが施工されていて保証期間内でしたので、塗装したパネルの再施工も保険で認定されました。

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■修理結果

保険会社との修理協定金額は税込み774,900円(部品214,200円、工賃560,700円)となりました。
東京都立川市よりご来店くださり、当社にお車の板金塗装修理をご依頼頂き、誠にありがとうございました。元通り綺麗になった素敵なアルファロメオ159スポーツワゴン、どうか大切にお乗りください。