ポルシェ 997 ボディーコーティング施工

ポルシェ 997-20110717

神奈川県横浜市にお住まいのお客様よりポルシェ 997 カレラのボディーコーティング施工をご用命頂きました。
お客様はすでにお仕事をリタイアしているそうで、奥様とご一緒に北海道や鳥取県までポルシェでご旅行されるそうで、何とも素敵なうらやましい生活をなさっているようです。

以前から愛車ポルシェをピカピカにしたいとお考えだったそうで、インターネット検索で当社のホームページを目に留めてくださり、このたびコーティング施工をご依頼下さいました。
濃色車ということもあり年式なりのボディーの小キズはお車全体に見受けられましたが、しっかり、キッチリ磨き作業を行い、水切れ性に優れた排水タイプのコーティングを施工させていただきました。

洗車などのお手入れもお好きなようですので、コーティングが長持ちするようセルフメンテナンスの方法もご説明させていただきました。

ホイールコーティングにもご興味を持って下さいましたが、ホイール3本のリムが傷付いており、この状態での施工は少しもったいないので、別の機会にホイールの修理塗装を行い綺麗に仕上げ、その時一緒にホイールコーティングをしてはいかがでしょうかとご提案致しました。

ホイール修理の機会にはまたポルシェでの長距離ドライブの事など楽しいお話をお聞かせ頂ければと思っております。
事故等に気を付け快適なポルシェライフをお楽しみください。

ポルシェ カイエン(PORSCHE) 板金塗装

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ポルシェ カイエン(PORSCHE) 板金塗装 修理です。

駐車場に入庫する際、ガードレールのポールにポルシェカイエンの右前をぶつけてしまいました。
今回はオーナー様の車両保険を使って修理させて頂くことになりました。
はじめはオーナー様からメールのお問い合わせでバンパーの概算修理金額の見積りを依頼されました。損傷状態がよくわかる写真をいろいろな角度から撮影し、メールに添付して頂きました。それらの画像を拝見すると、バンパー修理では済まないのではないかと予想できることが3つありました。

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1.バンパーがフロントフェンダーからはみだしているので、バンパーそのものが変形し、さらには内側が破損しているのではないか。

2.はみ出したバンパーとフェンダーが緩衝し、フェンダーが傷付いているのではないか。

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3.アンダースポイラーも傷ついているが、素材が梨地でざらざらした上に塗装されているので、(修理するとその部分はざらざらではなくなるので)修理はできず部品を取替なくてはならない。一番下についているスポイラーは梨地の無塗装であるため修理できない。

そうなるとオーナー様が予想されている以上の修理内容になりそうでしたので、見積り前に直接お電話でお話させて頂くことにしました。
オーナー様とお話した結果、車両保険に加入していて等級は17等級(割引58%)、免責ゼロということがわかりましたので車両保険を使ってポルシェカイエンを修理することをお勧めしました。

経験上、保険の等級が高く割引率が高くなっているお客様は保険を使ったことがない優良ドライバーさんなので、大きな事故でないと保険で修理するという選択肢が思いつかないことがあります。
私たちはお客様の保険の等級や免責等から、その修理は保険で直したほうが良いのか、自費でなるべく費用を抑えた修理方法にした方が得策なのかを判断することができます。そのため損傷程度によっては保険の等級をおうかがいし、車両保険を使ったお車の修理をアドバイスさせて頂くようにしております。

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ポルシェカイエンはやはりバンパーの変形が酷く取替を要す状態でした。アンダースポイラーも取替です。

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作業としましては先ずバンパーをボディーに装着し建付けを確認します。

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フロントフェンダーもバンパーとの接触で傷ついておりましたので、修理をしてから塗装しました。
塗装ブースの中でポルシェカイエンのオリジナルな塗装肌を再現させます。

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バンパーとアンダースポイラーもゴミやホコリが付かないように注意をはらい塗装します。

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今回の事故で取り替えたポルシェカイエンの部品です。部品代が172,515円かかりました。

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何事も無かったかのようにポルシェカイエンは元通りになりました。

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保険会社との修理協定金額は税込み365,295円(工賃192,780円、部品172,515円)となりました。
今回ポルシェカイエンの修理に車両保険を使ったことで、17等級(58%割引)が翌年は3等級下がり、14等級(50%割引)となってしまいますが割引率の差はわずか8%です。
修理方法を変えて費用を抑えた修理もできなくはありませんでしたが、免責も無かったことですし、今回は車両保険を使って正解だったと思います。

インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は18260ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで18,260円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにポルシェカイエンの修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。

BMW 325iツーリング 板金塗装

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BMW 325iツーリング 板金塗装 修理です。

節電の影響で夜間の照明が消えていたせいで、見通しが悪くうっかり車をこすったり、ぶつけたりという事故が最近多くなっているようです。
今回ご紹介するのも、街灯が消えていて暗くなっていたコインパーキングで駐車する際に黒っぽいポールがあるのに気付かず、左後を結構強くぶつけてしまったBMW 325iツーリングの修理事例です。
オーナー様自身お車の損傷状態から修理金額が結構かかりそうだということは当初からおわかりだったようで、車両保険でBMWをきれいに修理したいというご要望でご来店されました。

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街灯が消えた暗いコインパーキングでは、たしかに黒っぽいポールには気づかないと思います。BMWの左後はかなり強くポールと接触したようで、リアクォーターパネルのへこみや変形も酷く、リアバンパーは樹脂でできているので形状はそれなりに戻ってはいますが内側にも少なからず損傷がありそうです。

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修理は保険会社のアジャスターの立会が済んでから着手します。取り替える部品の手配をするためにリアバンパーとテールランプを取り外して損傷状況を見てみました。

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バンパーが取りついている内側はトランクフロアと言いますが、この部分がかなりへこんでしまっています。

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内側はトランクルームの一番底の左側になりますが、写真のように外側が押された分だけ変形して膨らんでしまっています。

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リアクォーターパネルとトランクフロアは車の骨格に溶接されているので、この程度のダメージでは安易に取替えません。取り替えてしまうと車の買い替えの下取りの際、事故車とみなされたりして再販価値が下がってしまう恐れがあるためです。特にBMWのような輸入車の中古車査定はシビアです。
丁寧に板金で修理してパネルを元通りの形に復元させます。

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板金でできるだけ面出しした後はパテを付け、充分に乾燥させてから研いで仕上げます。

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板金のパテ研ぎの後はシール性に優れたサフェーサーを塗装します。その後表面を赤外線ヒーター等で加熱し充分にサフェーサーを乾燥させます。

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塗面が充分に硬化したら耐水ペーパーで水研ぎ作業を行い、ほんのわずかなひずみも残さず、平滑な面に研ぎ上げます。

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外板パネルと異なり内側のパネルはボディーカラーがしっかり塗りこまれているわけではなく、うっすら色がかかってる程度の仕上りになっています。トリムやカーペットで隠れてしまいますし、美観を要求される場所でもないからでしょう。
そのため裏側をしっかり塗り込んでしまうと、いかにもそこを修理しましたという出来栄えになってしまうので、オリジナルな状態同様、下塗り塗装の上にうっすら色がかかっているような仕上げにしなくてはなりません。
まず下塗り塗料に似せた色を作って吹き付け、その上に今回であればシルバーメタリックをサッと吹き付けます。最後はトリムで隠れてしまうのですが、見えなくなる部分でも丁寧な仕上げにこだわりたいと思っております。

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リアバンパーは新品に取替えます。BMWのバンパーはプライマーが塗装された状態で部品供給されますので、耐水ペーパーで研ぎ作業を行い、脱脂してからボディー色を塗装します。

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いくら入念に調色してもメタリックカラーの場合、リアクォーターパネル一面を塗装することでリアドアとの色の差異が生じることもあるので、リアドアはボカシ塗装を行いました。
ゴミやホコリをシャットアウトした塗装ブースの中でBMWの塗装肌を再現させます。

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修理完了です。BMW 325iツーリングはまるで何事も無かったかのように、元通りに直りました。

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今回のBMWの修理では、お客様が車両 保険に加入していたため自己負担なしでお車を修理することができましたが、自損事故の場合、車両保険をかけていない、または車対車+限定Aのエコノミー車 両保険では板金修理を全て自費でまかなわなければならず、損傷程度によってはとても大きな出費となってしまいます。輸入車の修理は高額になりがちですので車 両保険はしっかり掛けておいたほうがよろしいかと思います。

今回のBMW、保険会社との修理協定金額は税込み480,942円(工賃361,557円、部品119,385円)となりました。
インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は24045ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで24,045円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにBMW 325iツーリングの修理をご用命いただき、誠にありがとうございました。

ランボルギーニ ガヤルド ボディーコーティング施工

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ランボルギーニ ガヤルド スーパーレジェーラのコーティングをご用命頂きました。
ボディーコーティングホイールコーティングウインドウガラス撥水コーティングとフルセットの施工をさせて頂きました。

それにしましてもスーパーカーのコーティングは特に磨き作業がてこずります。何せボディー形状が複雑なので、普通のポリッシャーでは磨けないところも多々あります。径の小さなミニポリッシャーを用いたり、それでも磨けない部位は手磨きで仕上げたりします。

オーナー様には今回、排水型のボディーガラスコーティングをお勧めしました。
排水型と言いましても、雨がかかれば見事に撥水するのですが、水掃けが良いので排水型と呼んでおります。

日頃のお手入れはいたって簡単で、洗車後の乾いたボディーに付属のコンディショナーを吹き付け、同じく付属のクロスで拭き上げて頂くだけです。このメンテナンスは洗車のたびに行う必要は無く、1~2ヶ月に1回行って頂ければ充分です。時間にして5~10分で済む作業です。

なかなかご自身で洗車する時間がなく、ガソリンスタンドの手洗い洗車などで済ませている方は、洗車後ご自宅に戻ってからでもメンテナンス作業ができるので、御好評頂いております。

ランボルギーニ ガヤルド スーパーレジェーラのオーナー様は以前から当社のホームページを気に留めて下さっていたそうで、「焼付コーティング」に興味を持って下さっていたそうです。
雨の日にガンガン乗るお車ではないでしょうが、コーティングの撥水効果を体感して頂けると嬉しいです。このたびはインターパシフィックにお車のコーティングをご用命下さり、誠にありがとうございました。
またオーナー様ご自身のブログでもご紹介頂き、重ねて御礼申し上げます。

マツダ MPV 工事業者の保険で塗装、磨き、コーティング

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会社の社宅の防水工事の最中、工事業者が誤って車にシーラーのような物を垂らしてしまいました。
ボンネットと右フロントフェンダーにこびり付いていました。
さらにその業者が慌てて車を洗車したせいでボディー全体に洗車傷がたくさん付いてしまいました。ボンネットとフェンダーに固着した異物は洗っても簡単に取れなかったようです。マツダMPVは工事業者さんの賠償保険できれいにすることになりました。

マツダ MVP-20110613

先ず、ボンネットとフェンダーに固着した異物を除去し、磨きで落とせるか試したところ、フェンダーは綺麗に磨き落とせたのですが、ボンネットは磨いてもシミが残ってしまいました。
そのため保険会社の了解のもと、ボンネットに関しては塗装することになりました。
異物によるシミ以外に飛び石傷が前の方についていたので、傷をきれいに削り落しました。

マツダMPV-20110613

次にサフェーサーを塗装し、充分に熱を加えて乾燥させます。

マツダMVP-20110613

塗装ブースの中でゴミやほこりが付かぬよう細心の注意を払ってボンネットを塗装します。
コーティングを施工する関係上、入念に加熱乾燥を行います。

マツダMVP-20110613

ポリッシャーでモールやゴム類を傷付けないように、マスキングテープで養生してから磨き作業を行います。ボディーの傷を丹念に磨き上げ、新車時の輝きをよみがえらせます。

マツダMPV-20110613

今回は保険での磨きとコーティングなので、バックドアのエンブレム類は外してから磨き、最後に新品のエンブレムを取り付けます。エンブレムの隙間の汚れもなくなり、すっきり仕上ります。

マツダMPV-20110613

新車購入時に施工したボディーコーティングの施工証明書の記載内容からサポート期間が残っていることが認められたので、コーティングの再施工も認められました。
コーティング施工後は塗装乾燥ブースでしっかり焼付し、被膜をしっかり硬化させました。
板金塗装とコーティング施工が同時にできる、そして乾燥設備でコーティングの被膜をしっかり熱処理させられる、これがインターパシフィックの特長でもあります。
このたびは神奈川県横浜市よりご来店頂き、誠にありがとうございました。

ホンダ ステップワゴン ボディーコーティング施工

ホンダ ステップワゴン-20110611

2年程前、板金塗装修理とボディーコーティングをご依頼下さったお客様が、ホンダステップワゴンの新車に乗り換えたとのことで、ディーラーさんの誘いを断り、当社にボディーコーティングをご用命下さいました。お車を買い換えたからまたお願いと言ってご依頼頂けるのは大変ありがたいことで、張り切って丁寧に施工させていただきます。

前のお車も同じホンダ車でしたが、その時は左フロントをぶつけて、バンパー、ヘッドライト等を取替え、左のフロントフェンダーを板金塗装させていただきました。今回ステップワゴンを購入する際、下取りに出したはずですが査定には影響なかったようです。

今回施工させていただいたのは、排水性のガラスコーティングです。雨に当たればきれいに撥水しますが、そのあとサーッと流れるように水滴が切れて行くのが特長です。
コーティング施工後は塗装乾燥ブースの中でしっかり加熱乾燥させましたので、被膜もしっかり硬化しました。

また、付属のメンテナンス剤も使い勝手が良く、施工して下さったお客様には大変喜んで頂いております。
洗車後の乾いたボディーに直接液剤をスプレーし、専用のクロスで拭き上げるだけ。メンテナンスにかかるお時間はだいたい10分程です。これを1~2ヶ月に一度お使い頂くと、ボディーがツルツル、さらさらになり、施工したコーティングの被膜を保護します。

神奈川県川崎市よりご来店頂き、ホンダステップワゴンのボディーコーティング施工をご用命くださり、誠にありがとうございました。

BMW 325iT 車両保険でコーティング再施工

車両保険で自損事故を修理した際のボディーコーティングの再施工事例をご紹介致します。
狭い路地で左側面とフロントバンパーの右側を傷付けてしまい、損傷範囲も広いことからお客様の車両保険を使ってBMWを修理させて頂きました。

このBMW325iTは以前弊社でボディーコーティングの施工をさせて頂いており、オーナー様に保管して頂いていた施工証明書から、コーティングの 保証期間であることが損害保険会社に認定してもらえたので、板金塗装作業が完了した後に塗装した範囲の再施工をさせて頂きました。

施工料金もポリマー加工などと比べて高く、効果の持続期間も長いコーティングはメーカーや施工店が発行する期間有効な施工証明書を提示すれば、ほとんどの保険会社は再施工を認定してくれます。
但し、全体ではなくあくまでも保険修理で塗装した部位に限っての施工となります。

今回のケースでは左側面のパネル、ドアミラーカバー、前後バンパーが塗装範囲でしたので、この部分のコーティング作業が認定されました。

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板金作業、下地処理が終わると、ゴミやホコリをシャットアウトした塗装ブースの中でBMWの塗装作業を行います。

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インターパシフィックでは2機の塗装ブースを保有しております。緻密なフィルターでゴミやホコリを除去した新鮮な空気を天井から床に向けて圧送する仕組み になっており、排気装置を経て屋外に放出されます。ブース室内全体がエアーカーテンのような状態で、約15秒に1回、室内の空気が入れ替わる程の換気が行 われています。

BMW 325iT -20110220

インターパシフィックではボディーコーティングを施工した後にも、塗装同様に車を塗装ブースに入れて60℃×1時間、加熱乾燥させます。

加熱乾燥によってコーティング被膜の化学結合を促進させ、耐久性により優れた被膜を完成させることができるのです。これを焼付コーティングと称しています。

今回のBMW325iツーリングは部分施工でしたが、その他のパネルもメンテナンスさせて頂き、すっかりピカピカになりました。
このたびは神奈川県横浜市よりご来店頂き、インターパシフィックにBMW325iツーリングの板金塗装とコーティングをご用命くださり誠にありがとうございました。

アルファロメオ 159(ALFAROMEO) 板金塗装

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左リアドアとクォーターパネルにダメージを受けたアルファロメオ159スポーツワゴンの板金塗装修理をご紹介致します。

■損傷状況

オーナー様は左折時、電柱にばかり気を取られ、下にあったブロックに車を擦ってしまいました。リアドアとクォーターパネルの下部が酷く変形しています。

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リアドアを開けた内側(ロックピラー)もパネルが折れて鉄板がむき出しになっています。

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ホイールハウスも合わせ目が剥がれて口が空いてしまっています。

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アルミホイールも深く傷が入ってしまっています。

■修理方針

修理代もかなりかかりそうなので、今回はオーナー様の車両保険を使ってリアドアは取替、リアクォーターパネルは板金、アルミホイールは取替という内容でアルファロメオを修理させて頂くことになりました。

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■修理内容

リアクォータパネル、及びロックピラーを引き出し板金で修理します。
パネルの裏側に手が入らないので、損傷部分の塗膜を剥がしてから写真のようにワッシャーを溶接し、外側からパネルを引き出します。一度や二度の引き作業では元通りの形にはなりませんので、ワッシャーの溶接位置や数を変えて根気よく修理していきます。

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板金作業の終盤では手の平の感覚で凹みの戻り具合を確認しながら、出きらない箇所にワッシャーを溶接してコツンと引き、ワッシャーを外し、また溶接してはコツンと引く、こういった地味な作業を何べんも繰り返します。こうして変形したパネルを元通りの形にしていきます。

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板金で可能な限り修復した後は表面をきれいに脱脂してからパテを付けます。当社ではパテ痩せしにくい、耐久性に優れたパテを使用しています。硬く研ぎにくいので作業性はけっして良いとは言えないのですが、品質第一でこのヨーロッパ製のパテを使用しています。
パテが充分に硬化したら研いで仕上げます。

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板金修理と並行して、新品のリアドアパネルの建付け調整も行います。

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パテ研ぎが済むと、サフェーサーを塗装します。加熱乾燥で充分硬化させてから、研ぎ作業を行います。パテ研ぎでは取りきれないわずかなひずみやデコ(凸)を完全に取り切ります。サフェーサーの表面に黒の塗料がぱらぱら付着していますが、これは研ぎ作業をしやすくするための目印です。

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新品のドアパネルは今回、ウェットオンサフェーサーを使用しました。サフェーサーを塗装し、そのままカラーベースとクリアー塗料を塗り重ねられる種類のプライマーです。

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新品のドアパネルはサフェーサー塗装前の下処理段階でひずみや凸を完全に取りきっているので、サフェーサーの研ぎ作業が必要ありません。
事前に調色した塗料の色見を把握することができ、パネルの裏吹き作業も同時に行えます。
左側画像の白線で囲った部分をご覧ください。アルファロメオ159SWの元々のパネルはこのように色が完全に染まっていない部分があります。また、下塗りの色は薄いグレーとなっているので、先にグレーの塗装を行いオリジナルな感じに仕上げています。

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ロッカーパネルの一部も板金したため、チッピングコートをロッカーパネル全面に塗布します。表面のブツブツ感もオリジナル同様に仕上げるため、試し吹きを行ってから一気に塗布します。

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塗装工程では先ずインナーを塗装します。

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外板パネルの塗装では損傷を受けていないフロントドアにボカシ塗装を施しました。今回リアドアパネルを取り替えたことによってパネル全面を塗装するわけですが、そうなるとフロントドアとの色の差異を解消しなくてはなりません。
今回のアルファ 159スポーツワゴンの調色では2種類のパール(レッドパール、バイオレットパール)が配合されています。そのためどんなにしっかり調色しても、見る方向性によっては隣接するパネルとわずかでも色の差異が生じる可能性があります。そのためフロントドアにカラーベースのグラデーションを行います。
画像を拡大して白枠内の養生紙をご覧になるとお判り頂けると思いますが、リアドアとの境界部はしっかり色が染まっていて、前方に向かい色がだんだん薄くなっていきます。そしてフロントフェンダーとの境界部では養生紙に色がかかっていません。
このようにしてカラーベースのボカシ塗装をした後にトップコートの透明なクリア塗料をパネル全面に塗装すると、パネル間の色の差異が完全に解消できるのです。
保険修理では調色の難易度が高い塗色の場合、隣接パネルのボカシ塗装が認められます。

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修理完成です。アルファロメオ159SWはボディーガラスコーティングが施工されていて保証期間内でしたので、塗装したパネルの再施工も保険で認定されました。

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■修理結果

保険会社との修理協定金額は税込み774,900円(部品214,200円、工賃560,700円)となりました。
東京都立川市よりご来店くださり、当社にお車の板金塗装修理をご依頼頂き、誠にありがとうございました。元通り綺麗になった素敵なアルファロメオ159スポーツワゴン、どうか大切にお乗りください。

アウディ オールロード(AUDI) 飛び石傷の保険修理

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お客様の車両保険を使ったアウディオールロードの飛び石傷修理をご紹介いたします。

東名高速を走行中、無数の小さな石が飛んで来てフロントガラスやボディーが傷付いてしまいました。

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フロントガラスは外側から見ると一見わかりづらいのですが、室内側から見ると細かい傷が無数に付いています。
石というよりむしろ路面の砂粒のような物が車のタイヤで巻き上げられて、沢山飛んできたのかもしれません。
ボディーはフロントバンパー、左右フェンダー、フロントグリル、左右ヘッドライト、右ドアミラーに傷が付いておりました。

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■修理方針
今回のアウディー オールロードのような飛び石による傷は、「落下中または飛来中の他物との衝突」ということで、車両保険を使って修理することができます。
自損事故などの修理で保険を使うと、翌年は3等級下がってその分保険料が高くなるのですが、このケースでは保険を使って修理しても翌年の保険等級が下がらず、据え置かれます。

日頃のお手入れが行き届いたとても綺麗なアウディ オールロードです。車両保険を使って、しっかり丁寧に修理させていただきます。

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■修理内容

傷を丁寧に削り落し、プライマーサフェーサーを塗装します。

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充分に加熱乾燥を行いサフェーサーの塗膜を硬化させます。

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サフェーサーが完全に硬化したら、耐水ペーパーで平滑に研ぎ上げます。
最終的には塗装する面すべてを耐水ペーパーで研ぎ込み、下地処理を行います。

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研ぎ作業が終わると塗装のマスキング(養生)を行います。この時点では塗装の邪魔になる部品類はすべてとり外しています。
シリコンオフという溶剤で塗装する面をしっかり脱脂して塗装作業に備えます。

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塗装作業は塗装ブースの中で行います。室外から取り込んだ大量の空気を緻密なフィルターを通してゴミやホコリを取り除き、ブースの天井から床に向けて上下圧送します。

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圧送された空気はブース床から排気装置を通り、屋外に排出されます。
塗装ブースの容積は約80立方メートルありますが、わずか15秒でブース内の空気が入れ替わる程の空気循環が行われています。
このようなクリーンルームのような環境の中でアウディ オールロードの塗装を行います。

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バンパーやドアミラー等の樹脂パーツはボディーと分けて塗装します。

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塗装の磨き作業が終わると、フロントガラスを交換します。

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アウディーの組み付け作業が終わったところで飛び石で傷付き取り替えたヘッドライト等の部品や、脱着によって再使用ができず取り替えた部品を並べて写真を撮ります。これはその他の修理工程写真と一緒に保険会社に提出します。

またアウディー オールロードには以前ガラス系のボディーコーティングが施工されていました。
施工証明書から性能保証期間内であることが保険会社に認められたため、今回塗装した部位のコーティング再施工を行いました。
当社自慢の「焼付コーティング」を施工させていただきました。

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■修理結果

オーナー様には長らくお待たせいたしましたが、アウディオールロードはご覧の通りピカピカに仕上がりました。
元々、外装も内装もとても綺麗なお車でしたが、新車のように仕上げさせて頂きました。
保険会社との修理協定金額は税込み1,222,882円(部品674,698円、工賃548,184円)となりました。ガラス、ヘッドライト、グリルなどの部品代が高額でした。

お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットENEOSプリカ還元サービスを希望されました。鈑金匠ネットでは税込修理代金10,000円につき500円分のENEOSプリカを加盟工場で修理されたお客様にプレゼントしております。今回のように車両保険で修理した場合でもプレゼントの対象となります。今回は61,000円分のENEOSプリカをプレゼントとなります。全国のENEOS(新日本石油)のサービスステーションはもちろんのこと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでもご利用いただけます。
このたびは、インターパシフィックにアウディ オールロードの修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。アウディ オールロードは個人的にも大好きな車です。大切にお乗りください。

トヨタ プリウス リアドア板金塗装 修理事例

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トヨタ プリウス(TOYOTA) 左後側面事故の板金塗装 修理です。

狭い路地を走行中、左カーブで壁に取り付けてあった看板を巻き込んで、プリウスの左リアドアとリアフェンダーをへこませてしまいました。

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■修理方針

オーナー様の車両保険はエコノミー車両保険(車対車+A)だったため、今回の自損事故では保険が使えず自費での修理ということでお預かりしました。
プリウスはまだ新車で購入したばかりなので、キチンと修理して欲しいとのご要望でした。
リアドアは凹みは深くないのですが、損傷面積が大きいため取替えさせていただきます。
フロントドアはリアドアとの色の差異がでないようにするため、ぼかし塗装と言いますが、後から前に向けてベースカラーを徐々に薄めて塗装し、クリア塗料は一面塗装させていただきます。フロントフェンダーに隣接する部分にはベースカラーは塗装されていませんので、フロントドアはフロントフェンダーともリアドアとも色が合うわけです。
リアフェンダーは板金で対応させていただきます。

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■修理工程

先ずはリアフェンダーの板金修理です。極力元通りのラインになるように丁寧に板金します。
この時点で、新品のリアドアパネルをボディーに取付け、建付けを調整し、リアフェンダーの板金の精度を確認します。

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パテを付け、充分に硬化させます。職人の手のひらの感覚を頼りに元通りの形に研ぎ上げます。

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パテ研ぎが終わると、表面を溶剤で脱脂してからサフェーサーを塗装します。

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赤外線カーボンヒーターでサフェーサーをガッチリ加熱乾燥させます。
新車同然のプリウスです。この先何年もお乗りになることも考慮し、入念に硬化させます。

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内側の塗装は先に済ませておきます。

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ゴミやホコリを遮断した塗装ブースのなかで熟練の塗装職人によってプリウスの塗装肌、質感を再現させます。

トヨタプリウス-20110410

トヨタプリウス-20110410

■修理結果

プリウスはご覧の通り、何事も無かったかのように綺麗に元通りになりました。

トヨタプリウス-20110410

プリウスの修理費用は税込み298,841円(部品55,818円、工賃243,023円)となりました。
インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は14,940ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで14,940円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにプリウスの修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。

アウディA3(AUDI) 車両保険での修理

アウディA3-20110327

アウディA3 車両保険での板金塗装 修理です。

■損傷状況

コインパーキングから出庫する際、縁石にアウディA3の右側面をこすってへこませてしまいました。
ドアパネル、リアフェンダー、ロッカーパネルがかなり酷くダメージを受けてしまいました。
オーナー様は車両保険に加入していましたので、今回は保険を使ってキッチリ綺麗に修理したいとのご要望でアウディをお預かりさせていただきました。

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■修理方針

ドアパネルはへこみや歪みが大きいため、新品部品に取り替えます。

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リアフェンダーとロッカーパネルは車の骨格に溶接されているため、むやみに取り替えてしまうと、将来お車を買い換える際に再販価値が下がってしまう恐れがありますので、手間はかかりそうですが板金で修理させて頂くことにしました。

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■修理工程

リアフェンダーとロッカーパネルはパネルの裏側に手が入らないため、ヘコミを叩き出すことができません。そのため引き出し板金で修理しなくてはなりません。
凹んだ部位にワッシャーを溶接し、パネルを引き出します。大きな面積を引き出す場合にはワッシャーを複数枚溶接し、ワッシャーの穴に鉄棒を通し、スライディングハンマーで引き出します。一度に力任せで引き出すのではなく、慎重に、少しずつ何度も繰り返し行います。

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へこんであれだけ変形が酷かったパネルが板金でこのように元に戻ります。

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板金が終わるとパテを付け、研いで仕上げます。

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サフェーサーを塗装し、赤外線ヒーターで充分に加熱乾燥させます。

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取り替える新品のドアパネルにもサフェーサーを塗装し、パネルの裏側にはボディー色のシルバーを塗装します。

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ロッカーパネルにチッピングコートを塗布します。反対側と同じ質感の肌になるようにしなくてはなりません。

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外板パネルを塗装する前段階でロックピラーの塗装を済ませます。

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ゴミやホコリを遮断した塗装ブースの中で熟練の塗装職人によってアウディのボディーを塗り上げます。

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樹脂製のモール類も塗装します。

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アウディA3は何事も無かったかのように元通りになり、オーナー様も仕上りにご満足して頂けました。
保険会社との修理協定金額は税込636,258円(部品136,584円、工賃499,674円)となりました。

お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットENEOSプリカ還元サービスを希望されました。鈑金匠ネットでは税込修理代金10,000円につき500円分のENEOSプリカを加盟工場で修理されたお客様にプレゼントしております。今回のアウディA3のように車両保険で修理した場合でもプレゼントの対象となります。今回は31,500円分のENEOSプリカをプレゼントとなります。全国のENEOSのサービスステーションはもちろんのこと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでもご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにアウディA3の板金修理をご用命くださり誠にありがとうございました。

アウディ TT(AUDI) 車両保険での修理

アウディTT-20110227

アウディ TT(AUDI) 車両保険での板金塗装 修理です。

■損傷状況

高速道路を走行中、前を走っていた車両から長さ数十センチの角材が落ちてきて、それがはねてアウディ TTロードスターの右のドアとロッカーパネルカバーにぶつかり傷付いてしまいました。
高速道路で角材が飛んでくるとは恐ろしい話です。大事に至らず何よりでした。

オーナー様が車両保険に加入されている損害保険会社に問い合わせたところ、今回のケースは落下物または飛来物との衝突ということで等級据置事故と認定されました。
保険を使って車を修理しても、翌年のノンフリート等級が据え置かれます。

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■修理内容

ドアを板金で修理します。パテを研ぎあげるとサフェーサーを塗装して修理箇所をシールします。

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ロッカーパネルカバーは外して見てみると下側も傷付き、深くえぐれていました。そのため新品部品に取り替えました。

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アウディ TTのボディー色を調色します。塗料はアウディからも認定されているスタンドックス(STANDOX)を使用します。
この色は2種類の赤の原色に少々の黒と白の原色を混ぜます。合計4種類の原色を混ぜるわけです。

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先ずスタンドックスのフォーミュラインフォメーション通りに調色を行い、テストパネルに塗装します。
それを現車に当てて、作った色と現車の色を見比べます。

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人工太陽灯を光源にして角度を変えて色を見ます。そして4種の原色の配合を調整して現車と同じ色を作ります。
天候や色によって、自然光と人工太陽灯を使い分けます。

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下処理を済ませ、マスキングと脱脂を行います。

アウディTT-20110227

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最初に調色したカラーベース(赤)を塗装し、次にクリアー塗装を行います。塗装ブースの中でアウディの塗装の質感を忠実に再現します。

アウディTT-20110227

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アウディTTは元通り綺麗になりました。保険会社との修理協定額は税込み243,201円(部品93,681円、工賃149,520円)となりました。

お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットENEOSプリカ還元サービスを希望されました。鈑金匠ネットでは税込修理代金10,000円につき500円分のENEOSプリカを加盟工場で修理されたお客様にプレゼントしております。今回のように車両保険で修理した場合でもプレゼントの対象となります。今回は12,000円分のENEOSプリカをプレゼントとなります。全国のENEOS(新日本石油)のサービスステーションはもちろんのこと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどでもご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにアウディTTロードスターの修理をご用命くださり誠にありがとうございました。

ボルボ V70(VOLVO) 側面事故 修理

ボルボV70-20110227

ボルボ V70(VOLVO) 側面事故 修理です。

■損傷状況・原因

愛車ボルボで買い物に行く途中、5台の車が縦列駐車している脇を直進走行していたところ、1台の車が急に発進し、ボルボの左前側部にぶつかってきました。この衝突によって左側面全体にへこみや傷が出来てしまいました。
ヘッドランプは割れ、助手席のドアが開閉不能になってしまいました。

当然、急発進してきた相手側車両に多くの過失があるわけですが、ボルボも動いていたので無過失というわけにはいかず、過失割合の調整に時間がかかることもあり、オーナー様が加入している車両保険で先行して修理をさせていただくことになりました。

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それにしましてもフロントバンパーからリアバンパーまで一面にへこみと傷があります。

ボルボV70-20110227

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オーナー様が同じ目線の高さで上手に写真を撮って、問合せのメールに添付してくださいました。

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前後のタイヤ&ホイールもダメージを受けています。

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■具体的損傷箇所と修理方法
各損傷箇所の修理方法は以下の通りです。

フロントバンパー:修理
ヘッドランプ:取替
フロントフェンダー:取替
フロントドア:板金で修理
ドアミラー:修理
リアドア:取替
サイドステップカバー:修理
リアフェンダー:板金で修理
リアバンパー:修理
前後タイヤ&ホイール:取替

ボルボV70-20110227

■修理工程

バンパー、ヘッドライト、テールランプ、ドアの外装品、サイドウインドウガラス等を取り外し、新品パネルのフロントフェンダー、リアドアを仮合わせのためボディーに装着します。フロントドア、リアフェンダーの板金修理を済ませてから、新品パネルとの建付けを確認し必要に応じて調整します。

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前後バンパー、サイドステップカバーなどの樹脂パーツは、エアーツールを用いて損傷部位を削り落します。

フロントバンパーは今回の傷以外にも広範囲に飛び石傷が付いていたため、バンパーの表面全体を削りこみます。

ボルボV70-20110227

ボルボV70-20110227

新品のフェンダーとリアドアもプライマーサフェーサーの下処理としてパネル全体を研ぎ込みます。

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板金したフロントドアとリアフェンダーにサフェーサーを塗装します。

ボルボV70-20110227

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バンパー等の樹脂パーツにもサフェーサーを塗装します。

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新品のフロントフェンダーとリアドアのサフェーサーは色が違っています。
この色はパネルの裏側の下色でして、色を混ぜられるサフェーサーを使い、裏と表を同時に塗装しました。この後、裏側にはボディー色をうっすら塗装してオリジナルっぽく仕上げます。

ボルボV70-20110227

ボルボV70-20110227

リアドアを開けたところのロックピラーを先に塗装します。

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ボディー外板の塗装を行います。ゴミやホコリが付かぬよう塗装ブースの中で作業します。
熟練の塗装職人がボルボの塗装の質感を再現させます。

ボルボV70-20110227

ボルボV70-20110227

バンパーや小物部品もたくさんありますので、何回かに分けてブースの中で丁寧に塗装します。

ボルボV70-20110227

ボルボV70-20110227

これらはどこを塗装しているかと言いますと、フロントフェンダーのボルトです。
フェンダーやドアは建付け調整や脱着でボルトを締めたり緩めたりします。その際どうしてもボルトの角が傷付いてしまいます。

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インターパシフィックではスパナを当てたボルトも必ず塗装するようにしています。ボルトの角が傷付いたままであったり、傷を筆さしでペイントしただけでは、そこを見れば一目で修理したとわかってしまいますし、それに車を丁寧に修理したようには見えません。また、こうすることで後々の発錆も防げます。

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かなり広範囲な修理でしたが、ボルボV70は綺麗に仕上がりました。オーナー様にも大変喜んで頂けました。
保険会社との修理協定額は税込み1,463,448円(部品689,808円、工賃773,640円)となりました。

インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は73170ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで73,170円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにボルボV70の修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。

トヨタ クラウン ボディーコーティング施工事例

トヨタ クラウン-20100909

新車で購入し、納車されたばかりのトヨタ クラウンのボディー コーティング施工事例をご紹介致します。
オーナー様はどこにクラウンのコーティングを依頼しようかと、インターネットでいろいろ検索したそうです。そしてある時インターパシフィックのホームページが目に留まり、「焼付コーティング」に大変興味を持って下さいました。

焼付コーティングはコーティング施工後に 塗装乾燥ブースに車を格納し、加熱処理を行うのですが、当社で使用しているコーティング剤が加熱乾燥させなくては性能を発揮しないコーティング剤と いうのではなく、基本的にどんなコーティング剤でも自然乾燥より加熱乾燥のほうが格段に性能が上がると思います、とご説明させて頂きました。

オーナー様からお車の保管状況やお手入れ方法などをお聞きした結果、低撥水、防汚タイプのコーティングをおすすめさせて頂きました。このコーティング剤は撥水性のガラスコーティングに比べ水切れ性に優れていることから、排水性と称しております。ウォータースポットや水垢が付きにくいタイプのコーティングです。

新車とは言え、しっかりとボディーを磨き込んでからコーティング剤を塗布します。
コーティング作業の後は、塗装・乾燥ブースにクラウンを入れて、60℃×1時間の加熱乾燥を行います。
この熱処理よりコーティング被膜の硬化が促進され、一層強固な被膜が完成するのです。

ボディーコーティング施工後の日常のお手入れは水洗い洗車で充分です。また付属のメンテナンスコンディショナーを月に1回程度お使い頂くとガラスコーティングの効果が一層長持ちします。

このたびはインターパシフィックにお車のボディー コーティングの施工をご用命下さり、誠にありがとうございました。ピカピカになったトヨタ クラウン、大切にお乗りください。

メルセデスベンツR350(BENZ) 左後側面 板金塗装

メルセデスベンツR350-20110130

メルセデスベンツR350(BENZ) 左後側面 板金塗装 修理です。

左ドア、リアフェンダー、ロッカーパネルカバーに損傷を受けたメルセデスベンツR350の板金塗装事例をご紹介致します。
オーナー様は自宅駐車場から出る際、うっかりしてベンツの左側をこすってしまいました。ボディーの色がシルバーなのでわかりづらいのですが、特にリアドアはかなり広範囲にへこんでいます。
今回は車両保険を使って修理させて頂くことになりました。

修理方法としましては、リアドアは新品パネルに取り替え、リアフェンダーは板金、ロッカーパネルカバーは修理で対処します。また取り替えるリアドアパネルと隣接するフロントドアとの色の差異をなくすため、フロントドアの外装部品を脱着しボカシ塗装を行います。

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先ず新品のリアドアパネルをボディーに取付け、調整します。

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リアフェンダーは少しですが傷と凹みがありましたので、板金修理します。

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樹脂製のロッカーパネルカバーも取り外して修理します。

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下処理を終え、塗装ブースの中でマスキングを済ませた状態です。

メルセデスベンツR350-20110130

メルセデスベンツの塗装のトップコートには耐擦傷性を向上させたナノ粒子クリヤーが採用されています。(バンパー、ロッカーパネルカバー等の樹脂部品は除く)

メルセデスベンツR350-20110130

直径100万分の1mm以下の微小なセラミック粒子を組み込むことで極めて高硬度の塗膜となり、耐スリ傷性が向上し塗膜に傷が付きにくくなります。そのため、ベンツは補修塗装を行う際もそれに対応した塗料を使用する必要があります。

メルセデスベンツR350-20110130

リアドアを取り替える際、ヒンジの位置調整が必要になる場合があります。その際ボルトにスパナを当てなくてはならないのですが、それによってボルトの角に傷が付いてしまいます。
当社では写真のようにヒンジとボルトも塗装し、スパナを当てた痕をきれいに無くしてしまいます。

メルセデスベンツR350-20110130

板金塗装が終わった後のアップの写真です。ご覧の通りベンツR350はすっかり元通りになりました。

メルセデスベンツR350-20110130

保険会社との修理協定金額は税込み694,985円(部品352,265円、工賃342,720円)となりました。
ドアパネルとそれに関連するモール類を取り替えているのですが、ベンツR350はドアパネルが約18万円と高額で、モール等の価格も他の車と比べてずいぶん割高なようです。

インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は34,745ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで34,745円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにベンツR350の板金塗装修理をご用命いただき、誠にありがとうございました。

BMW 116i リアフェンダー 板金塗装

BMW116i-20110129

BMW 116i リアフェンダー 板金塗装 修理です。

バックで車庫入れの際、慌てていて金属のポールにBMW 116iの右リアフェンダーをぶつけてへこませてしまいました。
自費での修理をご希望とのことで神奈川県横浜市にお住まいのお客様よりご依頼を頂きました。

BMW116i-20110129

へこんだ部分の塗膜を削り落してから、板金作業を行います。出来る限り元通りになるよう丁寧に面出しをします。

BMW116i-20110129

板金した面を脱脂してからパテを付けます。そして充分に乾燥させてから研いで仕上げます。写真はパテ研ぎが完了した状態です。

BMW116i-20110129

次にプライマーサフェーサーを塗装し、板金した部分をシールします。

BMW116i-20110129

赤外線ヒーターで加熱乾燥させて完全に硬化させた後、研いで仕上げます。

BMW116i-20110129

ゴミやホコリを遮断した塗装ブースの中でBMWの塗装の肌を忠実に再現させます。
今回は自費での修理のため、テールランプは脱着しましたが、リアバンパーは一部を脱着し、リアフェンダーとの間に隙間を作って作業しました。トップコートのクリア塗料もルーフサイドでぼかして塗装範囲を小さくしました。

BMW116i-20110129

BMWの板金塗装代金は税込み100,000円となりました。
インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は5,000ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで5,000円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにBMW116iの板金塗装をご用命頂き、誠にありがとうございました。

アウディ A3 (AUDI) 板金塗装

アウディA3-20101211

アウディ A3 板金塗装 修理です。

■損傷状況

電気の制御盤のような鉄製のボックスにアウディ A3の右リアタイヤの後部分を擦ってしまいました。
リアバンパーが傷付き、リアフェンダーパネルも少しへこんでしまいました。
車両保険は使わず、自費でコストを抑えつつも綺麗に修理をしてほしいとのオーナー様のご要望でアウディをお預かりさせていただきました。

■修理方針

アウディ A3のボディー形状を利用してなるべく小さな範囲で修理し、なおかつ修理痕が全く判らないような作業を行います。

アウディA3-20101211

■修理内容

テールランプを取り外し、リアバンパーは修理する右側だけネジを緩めてリアフェンダーとの間に隙間を作ります。そして傷をしっかり削り落します。

アウディA3-20101211

リアフェンダーはヘコミを板金し、パテを付けて乾燥させ、平滑に研いで仕上げます。

アウディA3-20101211

プライマーサフェーサーを塗装し、修理した部分をシールします。

アウディA3-20101211

サフェーサーを加熱乾燥させた後、耐水ペーパーで研ぎ作業を行い、塗装ブースの中でマスキングを行います。画像は塗装を行う直前の状態のアウディ A3です。

アウディA3-20101211

写真を拡大表示してみて下さい。バンパーは赤く線で囲んだ部分でクリア塗料を溶剤で薄めて吹き付け、塗料の膜厚を薄くしています。
リアフェンダーは赤線の部分にプレスラインがあるので、ラインの角に細工を施したマスキングテープを丁寧に貼り付け塗装します。
バンパーもリアフェンダーも塗料を充分硬化させた後に磨き作業を行うと綺麗に仕上げることができます。

アウディA3-20101211

目を凝らして見ても、どこをどのように修理して塗装したのか、まったく判らなくなります。
当然、テープの痕や塗装の段差など何もありません。腕の良い職人が手掛ければ、何事も無かったかのように仕上がるのです。

アウディA3-20101211

■修理結果

アウディ A3の修理費用は税込み80,000円となりました。すっかり元通りになったアウディをご覧になり、オーナー様はとても喜んで下さいました。

インターパシフィックは鈑金匠ネットに加盟しており、お客様は鈑金匠ネットのユーザー還元サービスである楽天スーパーポイントを希望されました。修理代100円につき5ポイントの付与となりますので、今回は4,000ポイントのプレゼントとなりました。楽天市場や楽天トラベルで4,000円分としてご利用いただけます。
このたびはインターパシフィックにアウディ A3の修理をご用命頂き、誠にありがとうございました。

ポルシェ カイエン(PORSCHE) 板金塗装

ポルシェカイエン-20101203

ポルシェ カイエンのフロントバンパー 交換 塗装をご紹介します。

■損傷状況

オーナー様は駐車の際、壁の錯覚でフロントバンパーの左側をぶつけてしまいました。
バンパーは割れや変形があり、バンパー下部のロアスポイラーも傷付いています。

ポルシェカイエン-20101203

■修理内容

ポルシェ カイエンのロアスポイラーはブツブツした樹脂素材に塗装されているため、傷を修理するとブツブツの目が無くなってしまうため、取替を余儀なくされてしまいます。

ポルシェカイエン-20101203

バンパー本体は外見上は修理が可能かと思われたのですが、取り外してみると写真のように取り付け部が破損していたため修理では綺麗に直らないと判断し、オーナー様とも御相談した結果、新品バンパーに取替させて頂くことになりました。

ポルシェカイエン-20101203

丹念に塗装の足付け処理を行ってから、塗装ブースの中でゴミやホコリが付かないよう慎重にポルシェ カイエンの塗装を再現させます。

ポルシェカイエン-20101203

ポルシェカイエン-20101203

■修理費用

ポルシェ カイエンの修理費用はバンパー、ロアスポイラー、その他付帯部品が123,900円、作業工賃が110,880円で合計234,780円(税込)となりました。